原作は電子コミックを含め全世界で累計325万部を突破している押見修造による同名の伝説的漫画。主人公の春日高男が憧れのクラスメート・佐伯奈々子の体操着を衝動的に盗んでしまう一部始終をクラスの問題児・仲村佐和に隠れて見られていたことから始まる物語。思春期の心の変化を描いた衝撃的作品のドラマ化を鈴木福とあのがW主演で盛り上げる。

鈴木はボードレールの詩集『惡の華』を愛読していることで、自分は他のクラスメートとは違うと思い込んでいる少年・春日高男役を演じる。原作を読んだ際には「ものすごいものを読んでしまったというのが正直な感想」と圧倒されたという鈴木、役を演じる上で「ハードルの高さを感じた。生まれ育った環境であったり僕と全く違うものがこの役に対する遠さみたいなものを感じてしまった」と不安を吐露しつつも「役が近づけば近づくほど、演じていけばいくほど春日という彼の持っている本質的なところで近いところがあるのにすごく共感してすごく気持ちを熱く演じることができた」と手応えを明かした。
さらに役作りについて聞かれた鈴木は「僕すごくポジティブに生きてきて、多分それって自分の嫌な部分だったりとか気づきたくないところをうまく見ないふりして良いところを伸ばそうってのがうまかったと思う」と今までの人生を振り返る。続けて「この作品で改めて自分のできないことであったり自分が見たくない自分を春日を通して見ているようでそこにものすごく共感した。なのでこの作品を通して僕はちょっとネガティブ要素が増えた。良い意味でにしたいと思ってはいるんですけど、自分こんなにうじうじした人間だったっけって思います」と役を演じた上で影響を受けたことを語った。

また撮影は群馬県で秋~冬にかけての寒い時期に行われたという。鈴木は「ほんとに寒くて凍え死にそうになりながら。上裸になったり全裸になったりパンツ一丁だったり色々やって大変だったなというのが印象的」と撮影を振り返り、「高校編になると冬なんで布が増えてよかったんですけど最終的には海に入るっていう(笑)みんな寒い経験をしてますね」としみじみ。そんな海での撮影について中西は「仲村さんが春日のことを思いっきりぶん殴る。私はそこで初めて仲村さんの感情をあらわにするところを初めて見るんですけど、その時の良い殴り殴られで、監督さんたちと一緒にモニター越しに見てたんですけど『おー!』みたいな歓声の上がるパンチだったので私の中では強烈に印象に残ってる」と回顧。そんな鈴木についてあのは「殴られるの上手いんで」と称賛、MCからも「殴られてる福さん見てると中毒性がある」と全員から褒めちぎられた鈴木は「喜んでいいのか複雑です(笑)」と笑顔をみせていた。