
恋人を亡くして以来やる気を失い、冴えない日々を送っていたアラフォー刑事・百武誠(ひゃくたけまこと)。ある日、凶悪犯を追い詰める中、現場で命を落とした――はずだったが目を覚ますと、そこは10年前の2016年、刑事としてのキャリアをスタートした「ふりだし」の日だった。未来が分かる“チート能力”を武器に、1周目の人生とは打って変わって刑事としても大活躍。そして、まだ生きている恋人の命を救おうと大奮闘する。するとその裏にあった警察組織の闇が明らかに…。もしも、悲しい運命が変えられないものだとしたら?彼は、今度こそ「人生の主人公」になれるのか?
人生と恋、そして未解決事件の捜査をやり直す、新感覚のタイムリープサスペンス。
濱田が演じる主人公で刑事の百武誠は、その影の薄さから通称「モブさん」と呼ばれているが、「そんなモブさんだからこそ、10年前に戻ったことを受け入れて泥臭く頑張っていて、意外と根性あるなと思っています」と話し、「もし自分が10年前に戻ってしまったら同じように生き直す勇気が出るのだろうかと思いながら、でもモブさんはそれを受け入れて一生懸命、なんなら戻る前よりも熱量を込めてがむしゃらに生きているので、日を追うごとにモブさんのことを尊敬してきている自分がいます」と役への想いを語る。

撮影の雰囲気を聞かれると、ちょうど前日の撮影で雰囲気の良さを感じたようで、「古田署の撮影だったんですけど、初めて皆様と署内で揃った時にすごくワクワクしたんですよね。タイムリープもので、かつ警察署で皆さんが集まると、ちょっと特殊能力を持ってるんじゃないかみたいな」と想像をするほど楽しい撮影になったそう。「僕のせいで今までの世界線とは違う軸が生まれてしまっているので、たとえば頭髪一つとってもそうですけど、タイムリープする前はそうでなかったり。皆さんも10年分の役作りがそれぞれありますし、昨日はワイワイしながら、その戻ってきた部分を撮りました」と明かした。
誠の恋人・佐伯美咲を演じる石井とは、濱田は過去に5回共演しており、直近の作品では濱田が教官役、石井が教え子役という間柄だったことから、濱田は「まだまだ照れくさいですね。幸いまだ恋人っぽいシーンがないので、照れくささのままできてます。僕自身は生き直して、より良い関係を築こうと努力している最中なので、そこのもじもじ感はまだまだ続くと思います」ともどかしい関係性を演じながらも「5回もご一緒しているので、チャレンジする作品に杏奈ちゃんがいてくれるのはすごく心強くて嬉しかったです」とコメント。
一方の石井も「二人きりでお話しすることはあまりなかったので、大好きな役者さんでもあるので、『どうやって役作りしてますか?』っていう質問を今回初めてできて、嬉しかったです」と仲を深めているようだった。

作品にちなんで、これまでのキャリアの中で今の自分を作ったターニングポイントを聞かれると、濱田は「9歳の頃からこのお仕事をすることができていて、9歳の時は今よりは可愛くてスカウトしていただけて。あの時、家族と一緒にチャレンジしなければ、今ここには立っていないと思うと、すごく大きなポイントだったんじゃないかなと思います」と振り返った。
さらに、「キャリア1年目に戻れるとしたらやり直したいこと、伝えたいこと」で、濱田が9歳の自分に言いたいこととして挙げたのは「ごあいさつ」。「初めて行った現場が、事務所に入ってすぐの、トレーニングもさして受けないまま受けたオーディションが受かってしまって。『オーディションって何?早く帰りたいんだけど』っていう態度で、悪態をつけば落ちると思っていたら残ってくださいって言われて、さらに不機嫌になって。後日、結果が来て、“親に捨てられて擦れてしまった子どもを探していたオーディション”で見事に僕の悪態がハマってしまって、受かっちゃったんですよね」とエピソードを披露。「ただの9歳だったので、この業界の独特なルールで、午後になっても『おはようございます』って挨拶が全然受け入れられなくて。初めて行った現場の大ベテランの方々にもちゃんと挨拶ができなかったので、今、37歳になって振り返ると、なんて恐ろしいことをしていたんだと。挨拶は大事だぞって言ってやりたいです」と苦い経験を明かした。

これまでの刑事ドラマやタイムリープ作品との違いを聞かれると、「“新感覚”というものを目指してスタッフの皆さんも日々ご尽力してくださっていますし、我々も10年前の設定を生き直すことになっているので、俳優部もチャレンジしがいのあるキャラクターになっています」とやりがいを感じながら「百武として言えることは、容姿端麗の主演の方がいたら、10年前に戻ったらアドバンテージを生かしてバチッと総会に事件を解決していくんですけど、なんせ僕が主人公をやってるもんですから、そのアドバンテージを全然活かせないんですよね。この事件なんだっけな?ばっかり言ってます。でもそれを踏まえて泥臭く生き直していくという人生ドラマの側面もありますし、王道の刑事もののサスペンスもありますし、盛りだくさんになっています」と見どころを語った。














