原作は、第171回直木賞候補ほか数々の文学賞の受賞歴を誇る作家・青崎有吾による人気小説シリーズで、事あるごとに衝突しながらも互いをリスペクトするダブル探偵が難事件を解決していく痛快ミステリー。2023年にドラマ化され話題を集めた本作を、ドラマ版を手掛けた脚本・浜田秀哉、演出・堤幸彦が再びタッグを組み、初の舞台化が決定。

【HOW:不可能犯罪のトリック】の解明を得意とする御殿場倒理には上田竜也。【WHY:不可解な状況から動機や理由】を解明する片無氷雨には、Travis Japanの川島如恵留。所属事務所の先輩・後輩であり公私ともにリスペクトし合う関係として知られる二人が、探偵事務所の共同経営者でありながら最大のライバルであり、強い信頼関係で結ばれる最強バディを演じる。

そして共演には、川島海荷、入江甚儀、森田甘路、田中亨、渕野右登、坂ノ上茜、白石優愛、渡辺翔、吉澤尚吾、木津誠、松田賢二、岡田浩暉と豊富な舞台経験と演技力を兼ね備えたキャストが集結した。

取材会では、開幕を翌日に控えた現在の心境を上田は「とにかく早く幕が開けないかなと、この2、3日ずっと思っておりました。
なぜなら、1ヶ月半の稽古で貯めに貯めたインプットを、アドレナリンとともにお客さんの前に出したいなと気持ちが昂っています」と早る気持ちを抑えながら、「早くこの『ノキドア』の世界観を皆さんに見てほしいなと、今はワクワクが止まらない形です。早く初日を迎え、頑張りたいなと思っております」と意気込む。

続いて川島如恵留が、ついに明日から本番で、嬉しいです。映像の『ノキドア』の素晴らしさもありましたが、THE STAGEの『ノキドア』の素晴らしさを皆さんに堪能していただけるんじゃないかなと強く思っております。“たっぷり上質な”時間をお届けしたい。TJな時間をお届けしたいです!」と、グループにちなんだポーズを決めながら挨拶すると、「考えてたな、お前!」とツッコミを入れる上田に、川島如恵留も「もちろん!もう今日のためにずっと考えてました!」と応え、「本当に面白い、深い作品ですので、何度も見に来たいと思ってもらえるような作品にしていきたいと思います」とコメントした。

川島海荷は、「まず、劇場に入った時にびっくりしたのが、LEDパネルがめちゃくちゃでかくて豪華で。でも、意外に人力で、皆で力を合わせながら頑張っていて、私的には、後半に如恵留くんと2人であることをするんですけど、それが結構大変で、ここからちょっと頑張ろうという気持ちです」と語ると、川島如恵留が「ダブル川島でがんばりましょう!」と声をかけ、上田も「1ヶ月持つの?その体力で。あんな大変なシーン」と聞き、「大丈夫!川島パワーで頑張りたいと思います!」とポーズとともに気合を入れた。

入江は「堤さんのサービス精神がふんだんに詰め込まれた舞台となっておりまして、これは確実に言えるんですけど、1回だけじゃ絶対に見きれないと思います!色んな視点で色んなことが起きているので、1回と言わず2、3回見に来ていただけると、日によって違うかもしれませんし。とても充実した時間を送って…TJ!」と“TJ”ポーズを見せ、「ナイスTJ!」と合いの手を入れる川島如恵留。続けて入江が「楽しんでいただければと思います。皆さんご期待ください」と呼びかける。

岡田は「駆使された舞台演出で、一瞬も目が離せない感じだと思います。1回では見きれない感じがあると思います。私は国土交通省の大臣をやっているんですが、次期総理の椅子に一番近いと言われている人物で、そんなふうに見えるなと、ちょっとでも思ってもらえるように立ちたいなと思います」と、役について語った。

ドラマ版で監督を務めていた堤が本作の演出も務めるということで、舞台版ならではの魅力を聞かれると、堤は「舞台とドラマは全く違うと思ってもらいたいです」と一言。「やはり舞台は生身の人間が編集なしで、全身全霊、全部の力を使って表現しているものです。しかもこんなにでかい劇場ですから、人間のサイズに合わない劇場で、それでも負けじと頑張ろうとする役者魂みたいなものをご堪能いただきたいと思いますし、ドラマのストーリーを受け継いでいる部分もありますが、舞台版ならではのオリジナルの味を感じていただきたいし、あまり見たことない種類の舞台として作っているつもりなので、楽しんでいただきたいです」と期待を伺わせる。

稽古場のエピソードについて、川島如恵留が「お誕生日を皆が祝ってくれていたんですよね。今日お誕生日の方に、絶対稽古場終わりにお祝いがあって、同じ日に3人お誕生日の時がありましたよね!ああいうのがすごく良いカンパニーだなと思いました」と雰囲気の良さを語ると、先日10月4日に誕生日を迎えた上田も稽古場でお祝いされたようで、「盛大にやっていただいて。肉ケーキをいただいたんです」と明かし、「43ちゃいの上田竜也です!」と引き立てる川島如恵留に「歳は言うな!」とツッコミを入れる上田だった。

岡田も「座組みが座長の影響か、すごく良い雰囲気なんですよね。終わった後にお酒飲みに行ったりしてましたけど、半年1年ぐらいやっているんじゃないかってぐらいの飲み方をしていて、とにかくまとまりの良いチームだなと思っています」と、雰囲気の良さを実感していたようで、川島如恵留が「振付師のうらん先生が、それぞれニックネームで呼び合おうという文化を作ってくださって、それぞれ近い関係値でいられたのも大きかったなと思います」と秘訣を語った。

公演へ向け、川島如恵留は「僕の大好きなスーツを身に纏って1ヶ月上演させていただきます。スーツにメガネと、川島如恵留の“好き”が詰まった衣装ですし、この役にどっぷりとハマれるのがとても嬉しいです。お芝居のみならず、色々と体を動かすシーンもたくさんあります。僕に関しては舞台ならではの片無氷雨ということで、バク転があったりしますので!要チェックでよろしくお願いします」と、自身の見どころをアピール。

続く上田は「僕は如恵留と違って、タートルネックという服装が世界で一番嫌いな服で」と言い放ち、笑いを誘う。「とにかく皆さんが肩を張らずに見ていただいて、シンプルに面白いです。面白くてスペクタクルで色んなエンタメが詰まってますし、オープニングからワクワクするようなスタートで、エンディングは素晴らしいものになっていて。そして2時間見ていただいた後に、お客様が何か一つ、心に残るものを持って帰ってくれたら嬉しいなと思います。2時間、素晴らしい時間になると思います。そこはお約束いたします」と、力強く宣言した。

取材会後には、公開ゲネプロも行われた。

EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP『ノッキンオン・ロックドドア THE STAGE』は、10月6日(火)より東京・EX THEATER ARIAKEにて、その後大阪にて上演される。