
本作は“生きる今”の尊さを描いた感涙小説を、『美しい彼』シリーズや『ストロベリームーン 余命半年の恋』を手掛けた酒井麻衣監督が映画化。未練を残したまま亡くなった“死者”の心残りに寄り添い、あの世へ導く“死神”のアルバイトをめぐる物語。希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)と、彼を死神のアルバイトに誘う同級生・花森雪希(福本莉子)が“死神バディ”として死者たちの想いを見届ける。
この日、黒を基調としたシックな装いで登場した3人。西畑は「本日は劇場まで足をお運びくださり、本当にありがとうございます」とあいさつし、上映を終えたばかりの観客に「いかがでしたか?」と問いかけると会場からは大きな拍手が。続いてTOHOシネマズのナビゲーターを務める福本が「ようこそTOHOシネマズへ」とおなじみのフレーズを披露すると西畑は「本物や!」「何回聞いてもいいですね」と反応し会場を和ませつつ、上映直後のうるうるした観客を前に「僕ら本物が出てきましたからね」と笑いを誘った。
公開後の反響について聞かれると西畑は「地元の友達もすごく見に行ってくれた」と切り出し、「感動するシーンが多すぎてメールとかだと伝えられへんから早めに感想会を開いてくれと」と友人からの言葉を紹介。「でも東京行くのめんどくさいから大阪来てくれって(笑)」と続け「なぜか主演が」とツッコミを入れつつ「本当に感動したってお声をいただいてるのですごく嬉しいです」と喜びを語った。さらに友人たちから寄せられた感想について「大体言われるのが莉子ちゃんが可愛かったって感想がすごい」と明かすと、福本は「ありがとうございます」と思いがけない誉め言葉に照れた様子で感謝していた。
一方、福本は大阪と名古屋で行われた舞台挨拶を回顧。「大阪の舞台挨拶に私の姉と仲良い友達が来てくれた」と報告。鑑賞後には「めっちゃ号泣した」「優しい気持ちになれた。ありがとう」と声をかけられたそうで「そういう身近な人に映画褒めてもらえるとすごい嬉しかったですね」と笑みを浮かべた。
イベントでは公開後に寄せられた感想や疑問を作品タイトルにちなんで300個集めた企画『三〇〇の声』も実施。2回目の鑑賞で注目してほしいポイントを聞かれると酒井監督が劇中で佐倉と花森が交わす「目玉焼きに何をかけるか」という会話について言及。本編では答えが明かされていないものの、撮影ではその先の会話も続いていたそうで西畑は「塩コショウやったんちゃうかな」と記憶をたどり「佐倉くんやったら、塩コショウやったら家にあるやろって」と役柄の考えを推測。一方、自身はソース派だと明かすと福本から「私、関西人ですけどソースかけない」とツッコまれタジタジな様子。
さらにSNSで西畑のビジュアルや額を出したヘアスタイルが好評だと紹介されると西畑は「ビジュ良い時でよかったです」と喜びを見せた。
劇中で描かれる2人のコミカルな掛け合いについて西畑は浮気調査のために2人が柱に隠れるシーンを挙げ「なんでバレへんねんってところはすごく面白かった」とコメント。福本も「2人で探偵するシーンの時に新聞紙渡されて『なんだろうこの新聞』と思ったら目のとこだけ空いてたのはすごい笑いましたね」と明かした。
続いて半年間働けば願いを一つかなえてもらえるという『時給300円の死神バイト』が実際にあったら応募するかと問われると西畑は「僕やります」と即答。福本が驚く中で「時給300円でもそのかなえられる願いで一等地の土地とかもらえれば余裕で元取れる」と現実的な理由を説明すると福本から「やっぱりお金だ」と呆れた声でツッコミが飛んだ。
一方、福本は「自分が全く知らない人の人生に寄り添うじゃないですか。そういうことってあんまりないと思うのですごく興味がありますね」と前向きな姿勢を見せ、かなえたい願いについては「いろんな言語が聞き取れるようになりたいです」と答えた。その回答を受け改めて土地以外にかなえたい願いを聞かれた西畑は「長くなにわ男子が愛されることですかね。それ以上に叶えたい夢はないですから」とキメ顔でグループへの思いをのぞかせながらも「それと土地ですかね」「土地は欲しいです」と付け加え、ユーモアたっぷりに会場を盛り上げた。
最後に映画を観終えた観客にしてほしいことを聞かれると福本は「大切な人に連絡するのはもちろんなんですけど自分を大事にしてほしいなって思います」と言い、「日々戦ってると思うので自分だけは自分の味方でいてほしいし今日も頑張ったなって自分をいたわって優しくしてほしいですね」と呼びかけた。
西畑も「ずっと続く日常というものが少し変わって見えてくるような作品だと思っているので、この作品を見てちょっと前向いてみようかなって思ってもらえたらそれがすごく嬉しい」と思いを吐露しつつも「別に無理して前を向く必要はなくて」と寄り添いながら「様々なストレスとか不安な気持ちとかやるせない気持ちとかある中で、ご褒美でもいいんです。例えばこれ頑張ったから今日はこれ食べてやるみたいな」と日常の小さな楽しみを例に挙げながら「ちょっとした前を向ける一歩になるような作品になってたら嬉しいなと思うのでちょっとでも前向いてくだされば嬉しいなと思います」とメッセージを送った。








