主役の警視庁刑事部捜査一課強行犯係の警部・樋口顕を演じるのは、これまでのシリーズ同様、数々の刑事役を務めてきた“刑事ドラマのスペシャリスト”内藤剛志。

そして、内藤演じる樋口警部を支えるのは、樋口警部の盟友にして最大の理解者、警視庁生活安全部少年事件課の警部・氏家譲役に佐野史郎、樋口警部をはじめとした強行犯第三係を見守る上司、警視庁刑事部捜査一課の管理官・天童隆一役に榎木孝明、ジャーナリストとしての情熱を持った新聞記者・遠藤貴子役に矢田亜希子、そして樋口を支える頼もしい部下たち、榎木演じる天童管理官の遠縁であり樋口の部下・菊池和馬役に佐野岳、藤本由美役に片山萌美、中田裕之役に小松利昌とお馴染みのレギュラーキャストが勢ぞろいした。

さらに今回ゲストキャストとして、事件の被害者であり、かつて幼児誘拐を行った太田ひろ子役を生駒里奈、ひろ子の元夫である山下淳史役を武田航平、淳史の妻で元愛人である山下菜摘役を瀬戸さおり、ひろ子の隣人の筒井秀夫役を篠山輝信、ひろ子が勤めていた介護施設の同僚・西野秋江役をオカリナ(おかずクラブ)、ひろ子の離婚訴訟を請け負った弁護士の草間季衣役を霧島れいかが演じる。

本作について主役・樋口顕を演じる内藤は「『雛菊』の花言葉は『希望、純潔』などです。花言葉をヒントにぜひ謎解きを楽しんでください。そして、懸命に、前向きに生きようとする登場人物たちのことも応援していただけると嬉しく思います。」と呼びかけた。

【「雛菊」あらすじ紹介】
芝浦埠頭で太田ひろ子(生駒里奈)の絞殺体が発見され、警視庁捜査一課・強行犯係の樋口顕(内藤剛志)らは捜査を開始する。氏家譲(佐野史郎)の情報により、被害者には6年前に夫・山下淳史(武田航平)と愛人・菜摘(瀬戸さおり)の間に生まれた子を誘拐した過去があることが分かった。夫との離婚後、ひろ子は狛江市の介護施設に勤務していたが、介護施設を開業する夢を叶えるため10日ほど前に退職。同僚は故郷の静岡県・八幡野に帰ったと思っていたという。そんな折、先月半ばにひろ子の家の前で、山下が「話を聞いてくれ!」と叫んでいたことがわかり…。

【内藤剛志のコメント】
タイトルの『雛菊』(デイジー)は、「day’s eye(デイズアイ)」が語源で『太陽の光』がさすと花を開き、夜や曇りの日には花をすぼめる性質に因んでいるそうです。
本作には、希望を抱き、安心できる場所を求め、陽の当たる所へ前進しようとする女性達が登場します。もし彼女たちの誰かが『間違った太陽の光』を浴びてしまったらどうなるのか。物語は複雑に動き始めます。
『雛菊』の花言葉は『希望、純潔』などです。花言葉をヒントにぜひ謎解きを楽しんでください。そして、懸命に、前向きに生きようとする登場人物たちのことも応援していただけると嬉しく思います。

【プロデューサー(テレビ東京 制作局ドラマ室 山鹿達也)のコメント】
「樋口顕」が帰ってきます。2003年に第1弾の「朱夏」放送から20年。2回の連続ドラマを経て今回第13弾になります。
長く愛される理由は、内藤剛志さん演じる樋口顕が、家族と事件の間で悩みながら真摯に事件に向き合う人間くささにあります。娘の恋に動揺したり、妻への感謝の言葉が少ないとへこんだり、けっしてヒーローではない、良い意味での「普通さ」が視聴者の共感を得ているのだと思います。それは内藤剛志さんの確固たる演技と存在感があってこそ成り立っています。
今回は、ある女性の絞殺事件の謎を追う樋口に、樋口家で勃発した母娘のゴタゴタが飛び火し・・・。まさに「家庭」と「仕事」の狭間で葛藤しながら、その事件に隠された人間の業を浮き彫りにしていきます。最後に樋口が見た景色とは。見ごたえある大人のエンターテインメントに仕上がりました。ご期待ください。