――10月8日スタートのドラマ『パーフェクト・ブルー』に出演されるということで、出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
そうですね。非常に嬉しいです。一緒にお仕事をやってみたいと思っていた大好きな渡辺哲さんと、基本ずっと一緒にいるっていう環境なので、すごく嬉しかったですね。
――宮部みゆきさんが原作のドラマは2回目ですね。
いやー嬉しいですよね。前回とは全然役柄が違うので、また次も呼んでもらえるように頑張りたいなと思います。
――簡単に『パーフェクト・ブルー』のストーリーを教えてください。
サスペンスで探偵事務所の話を中心としているんですが、犬が出てきて、その犬の気持ちを船越英一郎さんがセリフを吹き込んでいます。瀧本さん演じる加代子と犬のマサがコンビとなって事件を解決していきます。

――水上さんの役どころを教えてください。
刑事役ですね。哲さん演じる藤永環が少し柔らかい感じの雰囲気を持っていて、自分たちの持っている情報を加代子に結構漏らしちゃったりするんです。それに対して、僕はインテリなちょっと堅い部分を持っていて「なんで探偵なんかにそんなに情報を漏らしているんだ!」っていうスタンスのキャラクターです。
――演じていて、ご自身とのギャップを感じることはありますか?
全然違うと思いますね(笑)。そんなに堅い方じゃないと思うので。
――役とのギャップがすごくあるということなんですが、撮影に入る前に準備していたことはありますか?
特に無いんですけど、姿勢や背筋をピンとするとか、そういう体の動かし方を意識しています。
――初めて台本を読んだときにご自身の役に対してどんな印象をお持ちになりましたか?
堅くて、真面目な印象を持ちましたね。どんな風に演じていくか、自分の中で色々と考えて結構悩んだので、監督とコミュニケーションを取って衣装合わせの時から二人で細かく決めていきました。根本は堅くて真面目っていうところですね。
――実際に演じてみて、ご自身の中で「このキャラクターってこういうところもあったんだ」という発見はありましたか?
普段がちょっと堅い分、ギャップで不器用さというか、人間っぽい部分も今後は出てくるんじゃないかなという気はしています。
――主演の瀧本さんと、犬のマサはどういう関係性なんでしょうか?
めちゃくちゃ信頼し合っているパートナーですね。元警察犬っていう設定なんですけど、初回から僕がマサをバカにするところがあって、対立する場面もあります。
――マサは、撮影現場にいつも居るんですか?
そうですね。本番の時はちゃんと演技をしていて、すごいなと思います。テストなどのときは人形を使ってやっています。
――ちなみに動物はお好きですか?
動物は好きです!
――女性の多い探偵事務所という設定だそうですが、実際も撮影現場も女性が周りに多いのでしょうか?
そうですね。でも基本的に事件現場で会うシーンが多いので、女性は美織さんだけって感じですね。これからストーリーが進んでいくにつれて、探偵事務所でのシーンもあるかもしれないですね。

――渡辺哲さんとは念願の共演ということなんですが、撮影裏ではどんなコミュニケーションを取られていますか?
哲さんが出ている映画について、「どういう感じで撮っていたんですか?」みたいな裏話を聞いたりとか、「最近いい映画ない?」と聞かれたりとか、そういう話が多いですね。
――映画がお好きなんですね。
哲さんが色々な素敵な映画に沢山出演していらっしゃるので、つい聞きたくなってしまいます。
――実際に撮影を通して、学ぶ場面もありそうですね。
今後、撮影が進んでいくにつれてそれがもっと増えていくと思うので、折角の機会を大事にしたいと思います。
――ミステリーということでオンエアの度に展開が気になるドラマになりそうです。
そうですね。ミステリーでありながら、犬が喋ったりするのでバランスはいいなと思います。それに基本1話完結なので見やすいと思いますよ。
――ドラマの見どころを教えてください。
宮部みゆきさんの独特な世界観があるので、同じサスペンスでも全然違う見方ができると思います。女性の出演者が多いので、特に女性の方は見やすいんじゃないかと思いますね。