本作は、2020年に韓国で大ヒットした弁護士ドラマ「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」を日本版として初リメイク。「型破りなアウトロー弁護士」と「生真面目な超エリート弁護士」の対照的な2人が、生き馬の目を抜くような生存競争&大人のラブストーリーを繰り広げる。
一匹狼で勝利の為にはどんな手段でも使うハイエナのような弁護士・結希凛子役を篠原涼子、代々裁判官の法曹界のエリート一家に生まれ、自身も国内最大手法律事務所の若きエースである“エリート”弁護士・一条怜役を山崎育三郎、凛子の優秀な秘書かつ事件調査にも長けている右腕・川鵜壮子(通称:かわうそ)役を瀧本美織、S&J法律事務所所属の弁護士で、怜の同期で親友でもある・橋本俊介役を中尾明慶、怜の父親とは昔馴染みで、怜を我が子の様に可愛がるS&J法律事務所の代表・新海健一役を高橋克典が演じる。

キャストが登壇すると中尾から「制作発表は固い空気になってしまうので、今日は今までの制作発表で1番盛り上がった会にしたいと思いますので、よろしくお願いします」と場を盛り上げ賑やかな雰囲気の中、会見がスタートした。

作品の印象について聞かれた篠原は元々この作品を知っていてハマっていたことを明かし「こんな作品と巡り合えることができたら良いなと思っていた時に依頼をいただいたので、すぐに二言返事でお受けさせていただきました」とオファーを受けた経緯を語った。続けて「韓国版の良い部分をオマージュしながら、韓国版の良い部分と日本の良い部分っていうのを強調して、皆さんにお届けしたいなっていう気持ちで、今一生懸命やっています」とアピールした。
山崎は「涼子さんの七変化と言いますか、この凛とした姿から、ジャージ姿から、かっこよく決める姿、本当に振り幅が魅力的で、それをいつも楽しみに見てます」と共演の篠原をべた褒め。
中尾にも同様の質問が回るも、トップバッターの篠原が全て話してくれたので「この質問、もう2人目ぐらいからなかったですよね」と笑いを交えつつ「台本読んで、マネージャーにすごく面白いとメールをした。日本人が大好きな成り上がっていく感じとかが本当に面白かったので、この面白さが画を通して、視聴者の皆さんに伝わればいいなと思ってます」とコメントした。

自身の役で共感できるところ、できないところを聞かれた篠原は「1匹狼じゃないです、人がいないと生きていけない」と意外な一面を語りつつ「役者として役をやらせていただく時には、一生懸命頑張ろうという気持ちは、凛子と近いところがあるのかなと思います」と語った。
山崎は恋愛下手な自身の役に対して「恋愛の偏差値は中学生ではないので、割と高い方だと思ってるのでそこは全く共感できないですね」と力強くコメント、続けて「共感できるところは…やっぱり品があるところ」と明かし会場を笑わせた。

ドラマの注目ポイントを結希凛子と一条怜の壮絶なバトルと語る篠原が「撮影中ずっと睨み合ってる」と撮影時のエピソードを披露すると山崎が「基本距離がすごく近いです」と明かす、篠原は「会話しないまま睨み合うところに、笑っちゃったりとかして」と笑顔。
すると、凛子と同じシーンが多い瀧本も篠原の距離の近さに「車の中でのシーンで振り向いたらチューしちゃうんじゃないかなって思って、ドキドキしてます」と振り返った。

現場の雰囲気について聞かれると、篠原は初めて共演する山崎に新鮮な気持ちと照れくさい気持ちがあったと打ち明け「回を進めていくごとに、色々とリードしていただいたり、引き出してくれたりするので、私自身もやりやすい場を与えてもらったりとかしてなんかそういう意味では、最初とは全然違くなった」と山崎へ感謝を述べた。
山崎は篠原について「お芝居をしていて、いろんな引き出しがあって。怜がすごく真面目でいればいるほど、全く違う存在としてそこにいてくださるんで、怜自身もすごくたくさんのものを引き出されますし、綺麗だなっていつも思ってます」と語った。

タイトルの『ハイエナ』にちなんで、夢中になってしまうことの話に。
篠原が「最近ちょっとできてないですけれども、ホットプレート」と話すも「ここでは言わない方がいいな、やっぱりやめます、スイミング」と急な前言撤回に、中尾が「ホットプレート気になりますよ」とツッコむ場面も。
スイミングの話をしたい篠原が「2022年の後半からずっとやろうやろうって思っていたスイミングを始めました。まあ、ふ~んって感じですよね。別にそれでとかはないですよね。質問されたら答えられるんですけど」とアピール。司会から「なぜスイミングを始めたのでしょうか?」と質問が飛ぶと「年齢的にも有酸素運動した方がいいかなと思って、結構泳いでるんですよだいたい20往復くらい、はい、それが言いたかったんです」と笑顔を見せた。
山崎が現場でピアノを弾いたが、篠原に『恋しさと せつなさと 心強さと』の伴奏をするも歌ってくれなかったエピソードを披露。
チェロにハマっている高橋が「練習しだしたら、最長で1日7時間ぐらい弾いてて」と話すと、山崎から『恋しさと せつなさと 心強さと』のデュエットに誘われる場面も。
瀧本は「子供の頃からアーティストのB’zさんずっと大好きで、最近誕生日だったんですけど、松本さんと稲葉さんからお誕生日プレゼントカードが届きました」と明かすと会場から驚きの声が上がるも「ファンクラブの会員特典」とネタバラシして笑顔。
中尾は「最近ゴルフを始めまして、youtubeとかInstagramとかゴルフの検索ばっかりしてたら、おすすめが際どい服でゴルフをやっている女性の画像ばっかりになっちゃって、それを今、嫁にバレないように必死です」と暴露するも「見てはいないです」と慌てて否定していた。

気分転換にすることを聞かれた篠原は「ヨガとか、結構やったりはしますね。溶岩ヨガといって、温かい石の上で、電気も暗くしてくれるので、すごく精神統一になる」と語った。
瀧本は「サウナが好きで、水風呂も結構冷たいの入ってキーンとして、また熱くて、もう焼け死にそうになるぐらいに出る」と交代浴を楽しんでることを明かした。
最後に、俳優として生き抜くために心がけていることを聞かれた篠原は「初心の気持ちはすごく大切にしながら、役を愛して、一生懸命、頑張っていきたいなって思っています」とコメント。
山崎は「舞台で育ったので、お客様が目の前に足を運んでくださる、楽しみに待ってくださる方がいるっていうことが根本にあって、昔は楽屋から出ると皆さん出待ちで待ってくださって、1人1人とご挨拶してから帰るのは伝統のようになっていて、長い時は2時間半ぐらい出待ち対応してから自宅に帰るみたいなことをずっとやってきて」と回顧し「やっぱりお客様がいて自分は舞台に立てるんだって意識がすごく強いので、感覚として自分だけでやってるんじゃないっていうところはいつも思っていたいな」と話した。