『埼玉のホスト』『ブラックポストマン』、そして10月スタートの火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』と話題のドラマに立て続けに出演しており、今、もっとも旬の若手俳優とも目されている濱尾。
10月20日(金)より発売となったファースト写真集『H3O』で様々なシーンで見せる表情は、今この瞬間しか見ることのできない輝きに満ち溢れている。特に、タイトル『H3O』とも関連のある水辺での撮影は必見で、ビーチ、シャワールーム、プールと”水も滴るいい男”の姿が詰まっている。

幼い頃から水泳に親しみ、学生時代は競泳の部活動に勤しんできた濱尾は、プールで過ごしてきた時間が長かったせいか、水辺との親和性が極めて高い。185cmの世界基準の肉体はプール、ビーチ、シャワールームと、その魅力を存分に発揮。水辺での表情はまさに「水を得た魚の如く」イキイキと輝いている。

自身初の写真集発売となった心境について「感謝の気持ちが大きい」と話す濱尾は、「今回写真集を出すにあたり、タイトルが『H3O』なんですが、当初、編集担当の方とお話している時に、『セレンディピティ』というワードが出た時にすごく気に入って、『セレンディピティ』にしたいと思っていたぐらい、自分が幸運であったり人との縁に恵まれて。まだまだ本来の自分の力だけだったら叶わないようなこと、今回の写真集で言うと、叶わないようなスタッフィングやこういう場を設けていただけるのは、自分が持っている運や縁だったりするので」と写真集タイトルの別案があったことを明かしながら、「写真集を出せるっていうことは当たり前じゃなくて本当にありがたいことなので、応援してくださっているファンの皆様にも、一緒にお仕事をしている皆様にも本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と熱く語った。

「水関係にしたい」という候補の中から選んだという『H3O』というタイトルには水以外にも意味があるということで「『H3O』の”3”を90度左に回すと小文字の”m”っぽくなって、”H(は)m(ま)O(お)”みたいになるので」と笑顔で解説。

水には幼い頃から慣れ親しんでおり、「生後半年から母にベビースイミングに連れて行ってもらってからずっと水泳をしていて、事務所に入る直前の大学2年生の夏までずっと水泳づくしで男子寮で生活しながら水泳をしていたので、とにかく水辺、特にプールで育ってきたので水にはすごく特別な想いがあります」と話す濱尾。

写真集の帯に書かれた”令和のリアルビーチボーイ”の異名は、所属事務所の先輩である反町隆史の出演作『ビーチボーイズ』から来ていて、「恐れ多いんですけど」と恐縮しながら「頑張らないとなと思います!きちんと令和のリアルビーチボーイを胸を張って名乗れるように頑張っていきたいなと思っています。反町さんに憧れて研音という事務所に入っているので、名乗れるのは光栄です」とコメント。
しかし、反町とはまだ会ったことがなく「!お会いしたくて!共演したいです!頑張ります!」とラブコール。会った時に何を伝えたいか問われると「反町さんから直接許可をいただいている訳ではないので、お会いした際には写真集を必ず帯付きで持って行って、大丈夫かどうか確認したいです」と”令和のリアルビーチボーイ”襲名の確認をしたいとのことだった。

写真集は昨年、沖縄・北谷町を中心に撮影が行われた。「海とプール、どちらもすごく久しぶりに泳いだんですね。コロナ禍だったこともあって、特に海は数年行ってなかったので、久しぶりに泳いだ時に海の水の重さとプールの水の重さが塩分濃度とかで違ったり、もちろん波もあって、昔に感じていたのを久しぶりに感じて、水辺に戻ってきた感じがして僕はすごくそれが印象に残っていますと振り返る。
撮影時のエピソードについては「ナイトプールのシーンの前にステーキを食べに行ったんですけど、正直食べすぎたと思って焦ったら、パンプアップしたみたいですごい体が調子良くて良かったです!ステーキも美味しくて!」と笑顔を見せた。

写真集で鍛え上げられた肉体を披露している濱尾だが、「あまり特別に無理に大きくしようと思わず、20歳直前まで競泳をやっていて競泳漬けだったので逆に体が大きすぎちゃって。今は少しずつ落としながらベストの状態を探っている中で、今の自分の等身大で一番良いものをお見せしたかったので、もちろんトレーニングはしましたけど、どちらかというと整えたりを意識しました」と写真集に向けた体づくりを行なっていたとのこと。
「現役の時は、この写真集を撮った時と比べると20kgぐらい大きい時はありました」と思い返し、「一番最初に出た作品の時にあまりにスーツが入らなくて、広背筋がパツパツすぎて後ろ姿がすごいことになってるってところから広背筋を落とし、肩周りを落とし、と筋トレをしないように減量しつつでした。今も落ちたとはいえ、多分芸能界の若手だったら僕より大きい人はあまりいないと思うので」と、体型の変遷を語った。

現在も定期的に泳いでいるようで、「このイベントの前にも泳ぎたいなと思って数日前にも泳ぎに行って。節目節目に泳いでいる気がします。忙しい時期は難しいですけど、作品と作品の間で泳いだりはしますし、自分をリセットしたり、ゆっくり思考を整理する場として使っています」と、自身の中で水泳は特別なものだと話した。

写真集の中でお気に入りの写真は砂浜のシーン。「看板で隠している写真の方がすごく好きで、ちょっとヌードっぽく見えるような写真で、多分普通の俳優さんのファースト写真集ではああいうのはやらないだろうと思うのも込みで好きなんですけど。あの時の顔って今できる顔じゃない気がしてて、デビュー当時からお世話になっている仲の良いスタッフメンバーで行かせていただいていたので、恥ずかしさとかはないんですけど、ただあれだけはちょっと小っ恥ずかしくて。その時に恥ずかしくて笑ってる顔が今では出せない気がしていて、すごく好きです。自分の素が出ていて」とコメント。

周りの方の反応については「皆絶賛してくれて、水泳時代の友人や友人のお父さんが買ってくれていたりもあって、そういう方々からは当時競泳をやってた体がこういうふうに披露されてブランディングされていくんだね、みたいに言われて。リアルビーチボーイをいじられながら(笑)。けど事務所の方でサインを書くのに宛名も入れているところで宛名を見てると、20年来近い友人やしばらく会ってない友人の名前があったりだとか、友人たちにも支えていただいているのを感じてとても嬉しかったです」と、喜びを見せる。

誰にこの写真集を届けたいか、という問いかけには「お世話になった方々に、と言うと幅広すぎるのですが、この業界に入るきっかけになった方々やこれまで共演してきた方々、特に作品のプロデューサーや監督の方々に自分がどういうふうに成長しているかは見ていただきたいですね。あとはやっぱり両親は、昨日の夜にサインとメッセージを書いて渡しました。それができたのが一番良かったです」と返し、「(両親の)目の前でサインを初めて書いたんですけど、事務所に入りたての時に、母が書道をやっていたのでサインを一緒に考えてもらったんですね。僕はそういうセンスがないので(笑)。それを今写真集に書けていることが感慨深いなって話をしたのが印象深いです」と両親とのエピソードを明かした。

さらに現在『マイ・セカンド・アオハル』に出演中。ドラマの現場に写真集を持っていくのかという質問に「プロデューサーには絶対見せますし、皆にも渡せる限り渡したいなと思うので、絶対現場には持っていくと思います」と返答。
どのような反応をされるか想像するも「既に鬼イジられてるんですよ!朝、メイクするのに入って行ったら『おっ!リアルビーチボーイ!』みたいな。共演している道枝駿佑くんや水沢林太郎くんがすごいイケメンな感じでやってる中、僕は抜けてるバカっぽい大学生をやらせてもらってるので、たまにはちょっとかっこいい一面も見てもらおうと思います」とリアクションを楽しみにしている様子だった。

次に挑戦してみたいことや目標については「出たい作品は映画、ドラマ、舞台とジャンル問わずありますが、今はとにかく目の前の作品に集中することを大事にしたくて、しっかり時間を割いたり、気持ちを割いて向き合っていくことで、自分を見つけて自分と向き合って、また新しい表現ができるように模索していきたいと思っているので、目の前の作品を頑張りたいと思います」と真摯な姿を見せる。
肉体を使ったスポーツ系の作品に自身のキャリアが活かせるのではないかという問いかけには「聞いてくれてありがとうございます!」と表情を輝かせ、「本当に水泳の作品をやりたくて!やっぱり”令和のリアルビーチボーイ”と謳わせていただいておりますので、海辺の作品であれば一番輝ける自信があるので絶対やりたいです!あとは競泳のドラマは絶対やりたいです。いつかやるのが夢です」とアピール。

写真集の出来は「100点でございます!」と力強く答え、「今後、競泳は全国4位までしかいけなかったので、俳優の方では日本一優勝できるように頑張りますので、お見守りください」とメッセージを送り会見を締め括った。