2016/02/24
<岡野真也>『下衆の愛』インタビュー
――前回は写真を撮ることにハマっているとおっしゃっていましたが、今ハマっている事はありますか?
以前より料理をするようになりました。意外と麻婆豆腐って簡単に作れるんだなっていうのが、最近の発見です!素とかを使わずに豆板醤とかで作ってます。
――「色んな役を開拓して、意外性を見せられるような女優さんになりたい」ともおっしゃっていました。あれから2年経ちますが、いかがですか?
2年前ですよね。今回出演する『下衆の愛』は、前回の役とは本当に真逆なんです。それこそ今回の役は、あのとき言っていた色んな役の一番大きな一つの転機というか、ピースになったなとは思いますね。挑戦しました、今回!

――『下衆の愛』はどんな映画ですか?
売れない映画監督のテツオっていう主人公の元に、女優を目指してやってくるのが私のミナミっていう役なんです。インディー映画なのでみんな欲と色んな夢とでまみれて下衆な方向にも進んでいくんですけど、夢だけのためにみんな突き進んでいくっていう。私はいつもこの映画の事を少年漫画のようだなって思ってるんですけど、そういう「下衆の愛」というタイトルとは裏腹に純粋なまっすぐな映画だなって。そう思ってます。
――ヒロインのミナミ役を演じていらっしゃいますが、オファーが来た時はどうでしたか?
内容も内容なので、びっくりしましたね。やったことないようなシーンが沢山待ち構えていて、怖さもあったんですけど、でも今この役頂けるのは凄いチャンスだなって思ったので、ぐっと心を決めました!
――撮影中、大変だったことは?
結構映画の中だけで凄い変化のある女の子の役だったので、その変化をつけるのも大変だったのと、撮影期間がちょっと短かったので一日の中で最初の頃の地味なヒロインのミナミと、その数時間後には派手になってるミナミとっていうのが一日の中での使い分けをしないといけない日があって、それはとても大変でしたね。
――自主映画監督のテツオが才能あふれるミナミと出会って刺激を受け、新たな希望を見つけていましたが、岡野さん自身がこの映画に出会って刺激を受けた事は何かありますか?
自分のやりたい事に対して、なんか周りの目線とかを気にせずなりふり構わず突き進んでもいいんだなと思いました。変なプライドじゃないですけど、あまりそういうの見せたくないなって思う時もあったんですけど、今は「だってやりたい!」という気持ちをしっかり人にも出せるようになりました。
――東京国際映画祭でレッドカーペットを歩かれてましたが、いかがでしたか?
凄い景色でしたね、あっと言う間でした。でも、そのカーペットの最後の時に、絶対にもう一回ここに来ようと思いました!
――今後の目標はありますか?
もっともっとお芝居を好きになる事です。
――最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いします!
きっと、この『下衆の愛』という映画で色んな事に沢山驚かれると思うんですけれど、でも私自身すごく心をこめて向かっていった作品なので、本当に楽しんでもらえたらそれが一番嬉しいです。

映画『下衆の愛』
2016年4月2日(土)よりテアトル新宿レイトショーほか全国順次公開
配給:エレファントハウス
製作会社:サードウィンドウフィルムズ
宣伝:フリーストーン
2015年/日本/110分/カラー
©third window films
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