――デビューのきっかけは?
コンテストのモデル部門で準グランプリを頂いたのがデビューのきっかけです。小学6年生の時にa-nationに行こうと思ってホームページを見ていたら、毎年エイベックスがやっている「きらっとエンタメチャレンジコンテスト」というコンテストがあって、お父さんが出てみないかって言ったので、ちょっとだけ考えて、やるだけやってみようかなと思い応募しました。
――オーディションは緊張しましたか?
審査がウォーキングとポージングだったんですけど、やったことがなかったので、お母さんと必死でポーズ考えて、家の中で何回も練習しました。最終審査以外が公開オーディションみたいな感じだったんです。イオンモールの会場を使っていて、みんながいる中で行ったのでとても緊張しました。懐かしいです。
――東京に憧れはありましたか?
東京に憧れはなかったです。宇和島に比べて「人が多いなー。すごいなー」っていうのが印象にありました。
――愛媛から東京に上京したときのお気持ちは?
小学6年生から雑誌のモデルをやらせてもらっていて、毎週上京してたので違和感はなかったです。ですが、中学3年のときに出てきたので、家族や仲良い友達と離れてしまったのが寂しかったです。東京に慣れる慣れないとかじゃなくて、寂しいっていう気持ちの方が大きかったです。知らない人ばっかりの状況で一人だったのが悲しいっていうよりも寂しかったですね。

――はじめてのお仕事は覚えていますか?
初めてのお仕事は「ニコ☆プチ」っていう雑誌の撮影でした。「ニコ☆プチ」のモデルをやる前までその雑誌を読んでたんですよね。なので、スタジオ入った時「あのモデルさんがいる!」って感じでした。撮影の時は、自分とカメラさんだけだと思っていたら、周りにスタイリストさん、メイクさん、編集の方など、たくさんいらっしゃって、「えっ、こんなに人に見られながら撮影するんだ」と思ってびっくりしました。撮影も初めてだったので、ポーズも全然分からなくて棒立ちでした。ペンギンポーズみたいな。(笑)服を見せるとか言われても全然分からなくて「頑張んなきゃ、ついて行かなきゃ」って思いで必死でした。
――デビュー当時を振り返って、今の自分は変わったことや成長したなと思う所はありますか?
あの頃は、本当にお洋服が好きで、写真撮られるのも好きだったので、単純に楽しいっていう感覚でやっていました。今は、もう二十歳なので将来のことも考えながら、お仕事としてしっかりやっていきたいなっていうのがすごい大きいです。楽しいっていうよりかは、「有名になりたい」という自分の夢もありますし、その夢に向かって一歩ずつ、目的を持つという考えが持てたのかなと思います。
――『ニコ☆プチ』『ニコラ』の専属モデルをご経験されていますが、もともとモデルに興味があったのですか?
正直なところ、お洋服は好きでしたがモデルには興味なかったです。松浦亜弥さんやモーニング娘。さんがすごい好きで、最初アイドルになりたいって思っていました。DVDとか見て、ダンス踊って、歌覚えて、お母さんにビデオ撮ってもらいながら自分で見て「イエーイ」みたいな感じでしたね。
――ポージングなど色々と難しいと思いますが、どのように勉強されましたか?
ずっと雑誌を読んでいました。その頃は、雑誌がボロボロになるまで読んでいて、何回も何回も読んでいるとポージングが頭に入ってきて残っているんですよね。実際立つ時に、そのポーズが浮かんでくるというか。鏡の前でめちゃめちゃ練習したわけじゃないんですけど、ぽんぽんポーズが出てきました。
――勉強熱心なんですね!
結構見ますね。雑誌を見ていて、ここはこうなんだとか、メイクページではこういう表情をするんだとか、ファッションだとアウターならこういう見せ方があるんだとか、こういう時は小物を使うんだっていうのを頭に入れておいてました。そして、自分の今日着てる衣装を見て、これできるな、あれできるなって考えて入っていました。
――ブログを拝見していると、今でも雑誌時代の仲間との集まりがあるようですが、プライベートでよく集まっていますか?
当時からとても仲良くて、この間もいきなり集まろうってなって、同期とか一緒にやってた子たちに連絡をして、来れる子達だけで集まりました。変わってるようで変わってなくて、みんな大人っぽくなってるけど中身とかは変わってなくて。すごい楽しかったです。とても仲良いです!
――クールな表情も可愛らしい表情も様々な表情のお写真がありますが、普段の中島さんはどんなキャラですか?
みんなからは天然って言われます。ボケっていうか天然なのかバカなのか分からないんですけど、すごいボケてるねって言われます。キャラは、ボケてるキャラなんだと思います。自分では全然分かんなくて、それがもうバカなんだと思うんですけど(笑)。でも性格的には、負けず嫌いなのと優柔不断なところがちょっとあります。
――最近では、舞台に多くご出演されていますね。昔から演技にも興味があったのですか?
お芝居とかは、興味なかったというかドラマとか見てても、女優さんがお芝居してるんだって感覚では見てなかったです。ストーリーばっかり見ちゃってました。お芝居って何だろうって感じでしたね。全然分からなかったです。
――2010年にご出演のSEAMOさんのPVが、初めてのお芝居だったんですか?
初めてでした。監督さんもすごい良い方で、全然お芝居の経験が無くても、分かりやすく指導して頂いたので、楽しく出来ました。あと、モニターを見て色々考えながらやりましたね。そのPVの中でサプライズの場面がありましたね。PV撮影は、廃校になる学校で撮ったんですけど、撮影当日も、その学校の生徒さんが来てくださっていました。生徒さんたちには、SEAMOさんが来る事は内緒にしていて、サプライズで登場するっていう内容のPVだったんです。私は、SEAMOさん来るって知っていたのでびっくりした演技なんですけど、生徒さんは知らなかったので、そのびっくりした感じがPVになっています。
――2012年にご出演のSUPER JUNIORさんのPVの中で全力疾走してましたが、運動はお好きですか?
小学生の時に陸上とサッカーやっていて、短距離走をやってたんです。なので、100メートル走で大会にも出てたりしていて、小学6年生の時に、宇和島市で一番になったこともあるんです!なので短距離はすごい得意です!
――あの時は結構走られたんですか?
走りました。寒かったですし、走る距離も結構長かったので大変でした。

――最近は何かスポーツをされていますか?
最近はしていないです。ジムに行きたいなってずっと思ってます。運動不足って良くないじゃないですか。高校の時は体育があったので、多少は動いていたんですけど、高校を卒業してから全然動かなくなっちゃいました。なので、とりあえず動かないとって思って、最近ではエスカレーターは使わずに階段を使うようにしています。
――モデルさんも女優さんも表現するお仕事ですが、表現する事は昔からお好きでしたか?
無意識の内に何かやっていたので、好きだったかもしれないです。お芝居とかでも、おとなしい役やはっちゃけた役など色々な役があるので、自分じゃない自分になれるのが凄く楽しいです。スチールのお仕事や映像、舞台などのお仕事の時も楽しんでやるようにしてます。
――お芝居をする際の役作りはどのようにされていますか?
今までやってきた役は学生の役が多いので等身大に近くて、自分と似てるところあるなーって思う事が多いです。「青の祓魔師」っていうアニメの舞台をやらせてもらった時は、やっぱり原作を知ってる方やアニメのキャラクターが好きな方もいて、そういう方々がたくさん見に来るので、イメージを崩しちゃいけないと思いましたし、「私大丈夫かな?その役になりきれてるかな?」っていう不安が凄くありました。ビジュアル撮影の時なども、仕草や話し方、表情などを漫画とアニメを見て勉強しました。原作があると難しいけれど、やりがいはあるなって思います。
――ミュージカルにもご出演されていますね。歌やダンスは昔から得意ですか?
ダンスもやってたので好きです。小学生の時にヒップホップをずっとやってたので、踊るのが本当楽しくて好きです。今はあまり踊れないんですけど、少女時代さんのダンスだったりとかアーティストさんのPVを見てちょっと踊ったりしてます。
――舞台は観に行ったりしますか?
高校が芸能コースでお友達がほぼ芸能の子たちという事もあって、舞台をやる子も結構多いんですよね。なのでお友達が出ている舞台とかは見に行ったりします。お友達のお芝居を見て、良いところを盗むじゃないですけど勉強したり、「頑張ってるな、私も見習おう」って思います。