――ここからは高橋さんご自身についてお伺いします。ドラマや映画と様々なジャンルで活躍されていますが、芸能界には元々興味ありましたか?
憧れはありました。子どもの頃は今よりSNSやYouTubeも発展していなかったのでテレビをよく見ていて、ゴールデンタイムのバラエティやドラマを見たり、歌番組を見て踊っている人を真似て自分も踊っているような子で、かっこいいっていう一つの感情を子どもながらに芽生えさせてもらったのがテレビに出ている人で、そんなかっこいい姿に憧れていました。でも芸能人になれるとは当時は思っていませんでした。
――これまで出演してきた作品の中で、印象に残っている作品はありますか?
これまで出演させていただいた作品は全て印象深い作品なんですが、成長の面でいうと、『着飾る恋には理由があって』に出演させていただいた時が、やる前と終わった後で見える世界が変わった感覚がありました。川口春奈さんや横浜流星さん、向井理さんといった、自分がテレビで見ていた方々と一緒にお芝居をさせていただけて、同じ作品の世界に居れる幸せもありましたし、新井(順子)プロデューサーや塚原(あゆ子)監督に的確なアドバイスをいただきながら演じることが出来て、お芝居をすることの楽しさを感じました。スピンオフも出演させていただいて、役に対する想いがどんどん募る一方だったので、まだ演じていたいと思った作品です。
――スピンオフもあったことで、役についてより深堀出来たんですね
初めての恋愛もので、これまで役柄としてちゃんと恋愛をしていたことがなかったので難しさもありました。でもその分、秋葉の気持ちがどんどん分かってきて、それをお芝居で伝えたいという気持ちになって楽しかったです。
――そんな成長を経て、現在ドラマ『うきわ ―友達以上、不倫未満―』に出演されています
僕が演じている佐々木は、これまでやったことのないような役柄で、クールで達観している男の子で実年齢より少し上の設定なんですけど、テンションや目線の使い方、台詞の言い方をすごく研究しました。監督にも「こうした方が佐々木っぽい」「こう言った方がこう伝わるよね」って毎回丁寧にご説明していただきながら役を作り上げました。
――最近ハマっていることはありますか?
たくさんあります。お風呂でアロマキャンドルを焚きながら音楽を聴いたり動画を見たりしながら40分くらい浸かってリラックスして、その後に水シャワーを2、30分くらいずっと浴びるのをやってます。毎日ではなくて、次の日、朝が早くない日とかですけど(笑)
――お風呂が至福の時間になっているんですね
前は温泉やサウナに行っていたんですけど、このご時世なので「じゃあ家でやっちゃえばいいんじゃない?」って考えて、家を最高の銭湯にしようと思って。ちょっと良い入浴剤を入れてみたり、スピーカーで音楽を流して歌いながら、アロマキャンドルを焚いていい匂いだな~って思いながら自分を見つめ直す時間が好きです。
――インドア派ですか?それともアウトドア派?
元々はアウトドアというか、休みの日に家に居たくなくて、とりあえず外に出たいタイプです。ですが、最近はどれだけ家を充実させられるかにハマっていて、ネットで色んなものを買ってます!
――何を買ったんですか?
スマートスピーカーや間接照明、ワイヤレス充電器とか目覚まし時計……あとはボードゲームも買いました!(笑)。ボードゲームは人が居ないと出来ないんですけど、今はYouTubeを見て勉強していて、友だちが来た時に教えてあげられるようになりたいと思っています。
――今後演じてみたい役や挑戦してみたいお仕事は?
役で言うと、ヤンキー役とかやってみたいですね。ヤンキー映画とかがすごく好きで、さんずいで書く「漢」みたいなかっこよさに憧れがあります。あとは、女の子にキャーキャー言われるような、学校のスーパー天才なイケメンみたいな役もやってみたいですね(笑)。学生役はまだまだ挑戦したいと思っています。
――ありがとうございます。それでは最後にファンの方々へのメッセージをお願いします
色々な作品に出演させていただく度に、皆さんからの反響をいただけるのがすごく嬉しく思いますし、それが僕の頑張る糧になっています。皆さんの頑張る糧になれるようにこれからも努力して頑張りますので、ぜひこれからも見届けていただけたら幸いです。よろしくお願いします。


撮影:Kuro、文:村松千晶