――デビューのきっかけは?
以前所属していた事務所も、現在所属している事務所(レプロエンタテインメント)も原宿でスカウトされたのがきっかけです。しかも、今の事務所との出会いは運命的なんですよ。友達とたまたまレヴィプロダクション(現在のレプロエンタテインメント)が出しているプロフィールの本を見ていたんです。そこには吉川ひなのさんや長谷川京子さんが載っていて、「この事務所、良いねぇ。」と話していたんです。でも、入るツテがある訳でもなく、ただ“良いなぁ”と思っていただけなんですが、その3日後にレヴィプロダクションのモデル部さんが原宿で声をかけて下さり、これは運命だなと思いました(笑)。それでも少し迷いがあったんですが、翌日に今度はレヴィプロダクションの芸能部さんからスカウトされて(笑)。それで、入ろうと決めました。
――本当に運命的な出会いですね!
たまたまだと思うんですけどね。あと、社長が私と同じ高校に通っていたというのもありました(笑)。

――芸能界に憧れはあったのですか?
最初は、“凄くやりたい!!”というわけではなかったんです。私の姉がモデルをしていたので、現場に連れて行ってもらい、小学校5年生の頃、姉に「やってみれば?」と言われたんです。それからちょっとずつ仕事をさせてもらいモデルの仕事に興味を持ち始め、好きになりました。
――ご家族の反応はいかがでしたか?
去年までは「手に職を付けなさい。」と言われましたね。きっと心配してくれていたんだと思います。今は応援してくれていて、「今度はいつテレビに出るの?」とか「何の雑誌に出るの?」と聞いてくれます(笑)。積極的にバックアップをするのではなくて、温かく見守ってくれている感じですね。
――この仕事をしていてよかったなと思うことはなんですか?
そうですね。厳しい家だったので「仕事をやる前以上に良い成績を取りなさい。」と言われ、試験の前は凄い憂鬱で(笑)。でも、仕事も学校も凄く楽しかったので、頑張りました。舞台をやっている間は、給食を食べずに早退していていたのでちょっと寂しいなと思ったりもしましたけど、今考えると学校と仕事の両方を楽しめて2倍得した気分ですね。本当に周りに恵まれ、自分の好きなことを自分のペースで学べたので、楽しんで出来ました。

――逆に、辛いなと思うことは?
スタジオが乾燥しているくらいですかね(笑)。大きい声を出すので、のどが痛くなるんですよー。
――“セレブアイドル”略して“セレドル”と呼ばれていらっしゃいますが、いかがですか?
最初、アイドルというのに抵抗がありました。学校でも、かわいらしくて女のコらしい“アイドル的存在”のコがいたと思うんですが、私は全然違うタイプだったんですよ。どちらかと言うと、“男前”なほうだったので、友達から「マリエってセレドルなんでしょ?」とひやかされたり(笑)。でも、自分のキャッチフレーズがあるというのは嬉しいことですし、それで名前を覚えてもらえるのも嬉しいですよね(笑)。