――デビューのきっかけは?
- もともとミュージカルが好きだったんです。姉がやっていた影響もあって、雑誌を見ながら色々なオーディションを受け、フリーで6年間くらいやっていました。そのうちに、事務所に入りたいなぁーと思い、国民的美少女コンテストに応募しました。
――このオーディションも自分で見つけたんですか?
- 父がオーディション雑誌で国民的美少女コンテストを見つけ、「コレ、受けてみたらどうだ?」って言われたんです。ミュージカルのオーディションと違って、美少女コンテストは受ける人数が多い分、落ちても友達にバレないかなと(笑)。書類審査の後、面接が何回かあるんですが、受かると手紙が来ると書いてあったので、毎日ポストを覗いてました。来たときは嬉しかったですね、「来てるっ!」って(笑)。
――“これは受かるかも!”と思った瞬間はありましたか?
- 最初は面接の方とお話しをするだけだったんですけど、本当に可愛いコばかりだったので『私、美少女じゃないからダメだぁー。落ちるな・・・。』と思いました。でも、合格通知が届いて、2回目の面接では歌を披露することが出来たので、『コレはいけるかも!』という気持ちになりました。
――そして音楽部門賞を受賞されましたね。
- 音楽部門賞を取る気満々だったので、狙い撃ちです(笑)。
――そしてオスカープロモーションに所属され、美少女クラブ31のメンバーとして活躍されていますが、同世代の女のコばかりで楽しそうですね。メンバーとは“友達”それとも“ライバル”どちらの関係が近いですか?
- ライバルというより友達の方が強いですね。地元の友達よりもメンバーと遊ぶほうが多かったり、凄く楽しいですよ。今回のミュージカル『FAME』は個人活動ですけど、美少女クラブやユニットの活動があるから今の自分があるんだと・・・。個人で活動していてもお互いに応援したり、相談にのったり、「よかったよ」と感想を言ってあげたり、良い関係が築けてるんじゃないかと思います。
――その今回出演されるミュージカル『FAME』についてお伺いしたいのですが、簡単にストーリーと役どころについて教えて頂けますか?
- ニューヨークの芸術学校に入学した生徒達が、夢に向かって色々なことに挑戦したり、恋愛をしたり、挫折を味わったりしながら、夢を叶えていく、若者たちの群像劇です。私は、セリーナ・カッツという女のコで、ニックという男のコに恋をするんです。すごく単純で、喜怒哀楽が激しいコなんですよ。『好きって言ったら好きなの!』という感じの(笑)、ストレートな女のコの役です。
――再演ということで2度目のセリーナ・カッツですよね、プレッシャーは?
- プレッシャーはあります。前回は、私自身が高校生だったので、そのまま演じればいいと思っていたんですけど、やはり高校を卒業してからとなると、周りの大人の方と同じ扱いをされて当たり前ですからね・・・。全てにおいて甘えは許されないなと思っています。でも、ニューヨークに一ヶ月間レッスンを受けに行くことが出来たので、勉強したことが役立ってます。
――セリーナ・カッツと本田さん、リンクする部分はありますか?
- 全体的に似てます(笑)。私も比較的、感情表現がストレートなんですよ。嬉しいものは嬉しい!哀しい時は哀しい!って(笑)。あと、セリーナはイヤなことがあると、それを武器に“強くなってみせるわ!”という感じなんですけど、その強気なところもちょっと似てます。
――逆に似ていない部分は?
- セリーナは、恥ずかしがり屋な部分もあるんですけど、私は恥ずかしがり屋ではないかなぁー・・・。
――本田さんは好きな人にもストレート?
- いや・・・、あまり言わないほうかも。でも、黙ってるつもりで黙っていないかもしれないですけどね(笑)。う~ん、相手によりけりですかね。