――3月14日に写真集『Photo Letter』が発売されましたが、まず出来上がりを見たときの感想は??
スタッフの方々と打ち合わせを沢山していたんですけど、その時は自分の中でまだ断片的で全体像が見えていなかったんです。文章も自分で書くと言ったものの、本当に書けるのかなぁとか、書いた文章ははたしてコレでよかったのかなぁとか、不安な部分もありました。でも、一冊の本になって自分の手元に届いた時に、自分のやりたいことが沢山詰まっている写真集に仕上がっていたので、100%満足しています。
――この作品のコンセプトやテーマはどういったものなんでしょうか?
一冊目と二冊目は“素の自分”というか、あまり作りこまないで撮った写真集だったので、三冊目は、ファッションモデルという仕事をしているからこそ、“ファッションフォト”という、ちょっとだけ作りこんだ作品を撮りたいと思っていたんです。皆がコーディネイトや何かのヒントにしてもらえるような写真集にしたかったので、純粋に写真を見てもらいたい部分には文字を入れないようにこだわりました。あと、四季をテーマにして作られていて、その季節のファッションや景色が観られるようになっています。

――いろいろなところでロケをされたようですね。
パリだけは、ロケに行った時期がズレているんですけど、ロスとラスベガスとニューヨークは、1週間で回ってきました。結構、強行だったんですけど(笑)。でも、ニューヨークでクリスマスを迎えることがずっと夢で、「クリスマスにニューヨークに行きたい!」と言っていたら、本当に24日と25日に行くことが出来たんですよ!クリスマスツリーの前でも写真を撮りました。残念ながら写真集には載っていないんですけど、凄く綺麗でした。ラスベガスも行きたかった場所だったんですが、滞在時間が1日もなかったんです。でも、皆でシルクドソレイユの『THE BEATLES LOVE』というショーを観ました。滞在時間は短かったですけど内容が濃くて楽しかったです。
――街での撮影もありましたが、道行く人の興味を惹いていたのでは?
ニューヨークでの撮影はテーマが冬だったので実際にむこうの季節とも合っていたんですけど、衣裳がノースリーブだったんですよ。街の人はダウンやコートを着ているのに、自分は寒そうな格好をしていたので、『あのコ大丈夫かしら?』みたいな目で見られてました(笑)。それで、物珍しそうに写真を撮っていかれる方もいましたよ(笑)。

――決めるのは難しいと思うのですが、お気に入りの写真は?
やっぱり、表紙の写真は気に入ってます。皆でセレクトしたんですけど、私もコレを選びました。目線がある表紙は、もちろんインパクトがあるし、それが普通だと思うんですけど、目線を外しても主張がある写真を表紙に持ってきたくて。この写真は気に入っています。あと、ラスベガスの衣裳もカワイイし・・・。あと!実は表紙を外すと別の写真が出てくるんですよ!その写真も凄く好きです。
――今回、ちょっと大人っぽいお写真も撮られてますよね。
そうですね。いつもとはちょっと違う感じで、こういった写真がポップにファッションフォト風になったらカワイイんじゃないかなぁと思って撮ってみました。