――デビューのきっかけは?
- たまたま、北海道から東京に遊びに来ていて、親と一緒に買物をしていた時にスカウトされたのがきっかけです。
――芸能界に憧れはありましたか?
- 実は、それほど憧れは持っていなかったんです。でも、誰もが持っているような漠然とした興味はありました。声をかけてもらったのが、中学校2年生だったのであまり深く考えていなくて(笑)。
――デビューが決まった時の周りの反応はいかがでしたか?
- 周りの友達はしばらく知らなかったですし、家族も以前と変わらずで(笑)。両親は“自分のやりたいことなら頑張りなさい”という気持ちで、温かく見守ってくれていました。
――最初のお仕事のことは憶えていらっしゃいますか?
- 確か、雑誌のお仕事だったと思うんですけど、凄く緊張したのを憶えています。 たくさんのスタッフのみなさんに見られながら、カメラを向けられて、ポーズをとったり、表情を変えたりすることに慣れていなかったのでドキドキしたんですが、撮影を重ねていくうちにどんどん楽しくなっていきました。
――今までお仕事をされてきた中で、“これはキツかった”と思うことはありましたか?
- キツいと思うことはあるんですけど、でもその中に楽しさもあったり・・・。 例えば、寒い中での撮影は大変ですが、出来上がったものを観るとその苦労も救われるし、やりがいも感じるので、『単純にツラくて嫌だなぁ』と思ったことはないですね。逆にそういうお仕事に挑戦できて、良かったなと思います。
――この仕事をしていて、“やっていていて良かった”と思う瞬間は?
- 色んな方に出会えて、自分の世界も広げられることです。それが趣味に繋がったり、夢も増えていくので、自分自身が成長できる世界だなって。
――実際、こんなお仕事をしてみたいという希望はありますか?
- 今は先を考える前に、目の前にあることを着実に一つ一つ丁寧にやっていきたいと思っています。
――というと、今目の前にあるのは、1月15日からスタートするTBSドラマ『ヤマトナデシコ七変化』ですよね。連ドラで初ヒロインに決まった時はいかがでしたか?
- ただただビックリでした。もう呆然として、なかなか実感が湧かなかったです。それから、台本を何度か読み直して、やっと実感が湧いてきました。
――漫画が原作なんですよね。漫画のキャラクターを演じるのは難しいのでは?
- やはり、漫画を読んでいる方のイメージも大切にしたいですし、読んでいない方にも作品の面白さを伝えたいと思っているので、私も漫画を何度も読み直して、役に近づけるようにしているんですけど・・・、難しいですね(笑)。
――ヒロイン・中原スナコ役を演じるにあたって、心がけていることはありますか?
- スナコは、暗い性格で“ホラー少女”なんですけど、料理が上手かったり、喧嘩が強かったり、色んなことが出来る女のコなんですよ。だから、料理や殺陣の練習をしたり。 それと、最初はスナコの顔が髪の毛で隠れているので、表情だけでは伝わらない分、動きで表現しないといけないので、手の動きや仕草には気を使っています。
――大政さんから見て、スナコはどんな女性ですか?
- 中学生の時に『ブス』と言われるようになってから、引き篭もりになってしまうんですけど、スナコは凄く真っ直ぐで純粋な心を持っているからこそ、重く捉えて引き篭もりになってしまったんだと思うんです。ホラー好きに走っても、それを追求していく一途さは、凄いと思いました。
――スナコを演じていて、リンクする部分はありますか?
- 何か一つに集中すると、そこに突き進むところは似ています(笑)。私も、仕事のことを考えると、それだけに集中して他に気がまわらない性格なので。そういった不器用なところは似てるかなぁ・・・。