――はじめは雑誌の専属モデルをされていたとの事ですが、俳優のお仕事をはじめたきっかけは?
雑誌のモデルのお仕事をしている時に、その雑誌を見た今の事務所の人にスカウトされました。初めて受けたオーディションが、『天装戦隊ゴセイジャ―』という番組だったんですけど、それに合格して出演したのがきっかけですね。
――俳優デビュー作になった『天装戦隊ゴセイジャ―』は千葉さんにとってどんな作品ですか?
現場での立ち居振る舞いだったり、そういった基礎みたいな部分は全てゴセイジャ―で勉強させてもらった事が軸になっているので、原点のような作品です。今もスタッフさんと交流があったり、キャストの皆とはたまに集まったりしています。
――小さな頃からファッションに興味があったのですか?
あまり意識はしていなかったんですけど、家族がおしゃれだったっていう事もありますし、小さいときにユニクロが流行った時は、はじめて自分で洋服を選んで着るようになったきっかけになりました。上京してきてからは、周りの皆がおしゃれだったので自分もそういう洋服を着るようになりました。
――ファッションやおしゃれへのこだわりを教えてください。
着たいものを着るっていうのが一番だと思います。僕は結構柄物が好きだったりするので、一枚でさらっと着られるようなものをよく選びます。
――よくファッションに取り入れる、お気に入りアイテムがあれば教えてください。
パーカーがアイテムの中でも好きですかね。
――この春に注目しているファッションアイテムは?
オーバーオールですね。あとは緑色とか、水色とかそういう明るい色が良いんじゃないかなと思います。

――3/17公開の映画『桜蘭高校ホスト部』に出演されますが、簡単にストーリーを教えてください。
ドラマから引き継いでいるいつものホスト部に、篠田麻里子さん演じる留学生のミシェルがやってきて、その事がきっかけでホスト部に色々なドラマが生まれます。桜蘭祭っていう学園祭が開催されるんですが、部活動が競うイベントなので、ホスト部は「皆で協力して頑張ろう!」っていう時に、留学生を巡ってもめ事が起こってしまって、その原因を探っていったときに色々な複雑な事情があることにホスト部が気づくんです。「ホスト部として何か出来ることはないか?」と一致団結して頑張るストーリーで、絆をメインに恋愛模様が描かれていたり、とても温かい映画です。
――今回は映画版オリジナルストーリーなんですね。
一応原作にもあるんですが、何個かつなぎ合わせて作られたストーリーになっています。
――映画で初めて『桜蘭高校ホスト部』を見る方の為に、千葉さん演じるハニー先輩について教えてください。
原作では、この世のものとは思えない位可愛い高校3年生という感じで描かれています。本当に可愛くて、甘いものが好きで、でもちょっとブラックな一面があったり、意外と俯瞰で物事を捉えていたり、結果的に相手の事を考えているような、考えていないようなよくわからないキャラクターです(笑)。キャラクターとして見てもらえたらと思います。
――表と裏の顔の二面性を演じ分けるにあたって、工夫していることはありますか?
普段の時は声を高めにしてしゃべっている役なので、ブラックの時はその声を元に戻すとか、そういう声のメリハリもあると思いますし、完全に性格の悪さを全面に出す作業をして(笑)、調節しています。
――ドラマに引き続きハニー先輩役を演じる訳ですが、久しぶりに演じてみていかがですか?
ドラマの撮影が終わって2週間位で映画の撮影に入って、そんなに期間が空かなかったので、久しぶりに演じるという感覚ではなかったんですけど、ドラマの撮影期間は毎日皆に会っていたので、2週間会わないだけですごく寂しくて。映画の衣装合わせで会った時にはすごく懐かしくて盛り上がりました。
――これまでにも沢山のドラマに出演されていますが、その中でも濃いキャラクターですよね。
台本を読んで、監督から言われたことを考えて、周りの役者さんが居て、周りに合わせて創っていっているので、特に役作りが難しいとかそういった事は無かったです。