――デビューのきっかけは国民的美少女コンテストですよね?応募のきっかけは?
小さいころから目立ちたがり屋で、はじめはモデルになりたいと思っていて、当時読んでいた雑誌の読者モデルに応募したんですけど、ハガキが大きくて返ってきてしまって締め切りに間に合わなかったんです。そこで悔しがっていた私に、母が美少女コンテストのチラシを持ってきてくれたのがきっかけで、コンテストを受けることになりました。
――お母様の薦めだったんですね。
母は、絶対に無理だと思っていたようなので、絶対に受かりそうにないオーディションを薦めたらしいです(笑)
――第一次の書類審査にはじまり、東京の本選大会まで1つずつ勝ち残るにつれて「もしかして?!」という期待や自信はありましたか?
その時は、周りの子たちが皆キレイに見えて「私、場違いだな。」って思っていたんですけど、最終審査の時はその場がとても楽しくて、緊張も少しありましたが、その場の雰囲気を楽しんでいた気持ちの方が大きかったです。
――コンテストではどんな審査が行われましたか?
まず自己紹介で趣味とか特技のお話をして、あとは質疑応答ですね。スーツを着た大人の人たちから色んな質問をされたり、途中で水着の審査もありました。本選では、歌唱と演技、ウォーキングの審査がありました。
――審査での印象的なエピソードがあれは教えてください。
最終審査のひとつ手前の審査が、何人かで部屋に入っての審査ですごく時間がかかっていて、最初は気合入れて臨んでいたんですけど、だんだんキツくなってしまって、最後の方は「早く終わらないかなー」って緊張感が無くなってダラけてしまったなって記憶はあります(笑)

――演技部門賞を受賞された時はどんなお気持ちでしたか?
あまり状況を飲み込めていませんでした。勿論素人でしたし、演技も母と一緒に練習した位だったので、まさか演技部門賞だとは思わなかったし、まず賞を頂けるとも思っていなくて「東京を見物して帰ろう。」位の気持ちで思っていたので。でもやっぱり嬉しかったですね。
――演技はお母様と一緒に練習したんですね。
色々注意してもらったりしました。今見たらすっごく下手なんですけど(笑)
――演技の審査はどんな内容が行われるのですか?
演技の状況設定はひとつ前の審査に合格した時点で知らされていて、確か2パターン位あるんですけど、私がやったのは一人芝居で、ペットショップでお母さんに「犬を飼って」と頼むセリフでした。
――一緒に練習した演技で演技部門賞を受賞して、お母様もとても喜ばれたでしょうね。
そうですね。やっぱり賞が取れると思っていなかったみたいで。その時は協力してくれましたけど、最初のお仕事が決まった時も「これが最後だから」と送りだされました。まぐれだと思っていましたね。母も私も。
――応募してから受賞までどれくらいの期間かかりましたか?
3ヶ月位ですね。書類審査以外の審査も、結果が出るまでに少し時間があるので、ドキドキしながら待っていました。書類審査以降の1回目の審査は、東京への旅費が必要なんですけど、その時は家族会議が開かれて「ここで行かせなかったら、またブーブー言われるぞ。」って(笑)。それ以降は旅費をコンテスト側が出してくださいましたし、本選は赤坂プリンスホテルに泊まらせて頂いて。絶対落ちると思っていたので、プールで泳ぐつもりで水着まで持ってきていたんですけど、まさかの合格で、次の日からDVDの撮影で結局泳げずに終わりました。もう閉館してしまったので、一生泳げなかったなって。
――コンテストの受賞者が決まると、翌朝のニュースなどで話題になりますが、お友達の反応もすごかったのでは?
友達にも全然言っていなかったので、テレビを見た友達から「びっくりした」とか「おめでとう」ってメールが来ましたね。
――コンテストに出場していた当時のご自身にひとつアドバイスが出来るとしたら、どんな言葉をかけてあげたいですか?
「そのままで。」っていう事ですかね。楽しかったですし、すごく貴重な体験もさせて頂いたので、そのままその場を楽しんでくれたらと思います。