――2011年、「ガールズオーディション」にてグランプリを受賞されましたが、オーディションに応募したきっかけは何だったんですか?
フィギュアスケートを習っていて、浅田麻央選手がCMに出演しているのを見たときに「CMに出たいなぁ。」と軽い気持ちで言ったら、お姉ちゃんが雑誌を買ってきてくれて、そこに掲載されていたのが「ガールズオーディション2011」だったんです。多分書類審査で落ちるだろうって思いながら応募しました。
――グランプリに選ばれたときのお気持ちを教えてください。
応募したばかりの時は、「芸能界に入りたい」って強い気持ちも無かったんですけど、ひとつずつ審査を合格していくうちに、「女優になりたい」って思うようになりました。グランプリを頂いた時には「絶対に女優になろう」と決意しました。
――グランプリに選ばれた時は、応募のきっかけとなったお姉さんもとても驚いたでしょうね。
そうですね。とてもビックリしていました!お姉ちゃんが書類審査で落ちるだろうって言っていたので、「まさかグランプリになるとは思わなかった。」と言っていましたね。
――グランプリ受賞後、デビューに向けて様々なレッスンを受けたかと思いますが、楽しかったレッスンはありますか?
ダンスレッスンと、ボイストレーニングが楽しいです!
――フィギュアスケートをやっていらっしゃったので、ダンスは得意そうですね。

はい。ダンスは楽しいです!ボイストレーニングの歌はあまり得意ではないんですけど、先生と一対一でレッスンをするので、会話とかコミュニケーションをとるのが楽しいので好きです。
――逆に、辛いと感じるレッスンはありましたか?
MCのレッスンです。関西人だから、ことばを標準語に直したり、自分で原稿を考えて皆の前で発表したり、そういう事が難しくて今も苦戦しています。
――デビューされてからブログにも挑戦されていますね。書くときに工夫しているポイント等はありますか?
標準語をあまり使わずに、自分自身のことばで書くようにしています。家族で映画に行ったり、遊びに行った時や、ドラマの撮影ですごく楽しいことがあった時に更新していますね。

――現在フジテレビで放送中の『息もできない夏』に出演していますが、ドラマ出演が決まった時のお気持を教えてください。
まだ事務所に所属して半年しか経っていないのに、「もう良いんですか?!」って感じでした。ドラマ出演なんてまだまだ先の話だと思っていたので、すごく嬉しかったです!
――更に武井咲さんの妹役ということで、武井さんはドラマの現場ではどんな方ですか?
すごく緊張している時に気さくに話しかけてくれたり、解らないことも優しく丁寧に教えてくださるので、本当のお姉さんのようです。
――武井さんからも演技のアドバイス等はあったのでしょうか。
私が「泣く演技ってどういう風にしたらいいんですか?」って聞いたときに、「泣ける時と泣けない時は人間だからあるけれど、無理に泣こう泣こうとすると観ている人が冷めちゃうから、涙は出なくても悲しかったらそれで良いんだよ。」と教えてくださって、「そうなんだ!」って納得することが出来ました。
――武井さんとの印象的なエピソードがあれば教えてください。
武井さんとお話する時って、お仕事のお話ではなく、レッスンや学校の日常の何気ないことが話題になることが多いんです。「~が好き」とか、些細なことで盛り上がれています。
――ドラマの現場で、初めてセットなどを見たときの印象はいかがでしたか?
ドラマを観ている時は、本当の家で撮影していると思っていたんです。でも実際はスタジオで撮影していて、壁があったり無かったりとか、カメラや照明が沢山ある中で映像の中に映らないようにしたり、時計もシーンに合わせて時間を変えたりする所が「すごいなあ。」と思いました。
――撮影が始まったばかりの頃は緊張も大きかったかと思いますが、今はどうですか?
今はすごく楽しいです!お母さん役の木村佳乃さんや、お婆ちゃん役の浅田美代子さんも、スタッフさんも皆本当に優しくて楽しいです。
――演じる上で意識していることがあれば教えてください。
今は現場に慣れることに必死です。でも、私の出演するシーンは家族のシーンが多いので、日常生活の中で、「こんな時はどう動くか」などを考えながら勉強しています。
――麻央役を演じていて、自分と似ていると感じる部分はありますか?
家族が大好きな所は似ていると思います。