
本作は『運び屋』テーマに、「モノ」や「ヒト」と共に、依頼人が抱える様々な事情を運ぶことで生まれる、今までにない新たなヒューマンドラマとなっている。
白鳥剣(田辺誠一)が営む洋食屋にアルバイトとして働きたいと言ってきた女性・天野杏奈を演じる影山は自身を喜怒哀楽がないタイプと明かし、今回演じる役について「喜怒哀楽の落差が激しくて、何の感情がどのシーンで飛び出してくるかわからなくて、私自身も本を読む限りでは掴みきれなくて、現場に立って監督さんと話し合って、1つ1つのシーンを作っていった記憶がある」と撮影を振り返りつつ「自分の思った感情ではないシーンが多かったのでどうやって気持ちを作っていくかっていう部分は確かに難しさを感じたけれど、そこがお芝居の魅力、なれない自分になれるっていう部分に新しさや魅力を感じたし、本当に楽しく取り組めた」と笑顔を見せた。
印象的なシーンを聞かれると「杏奈が働いてるキッチン白鳥でのシーンでは美味しそうなご飯が出てくる」と切り出し、「それを食べさせていただいたり、見てるだけで食べれない日もあったりとかして、指をくわえて待ってる時間とか結構もどかしくてそれが印象に残ってます」と回顧した。
そして『ハコビヤ』というタイトルにちなんで白鳥剣に依頼したいものの話題になると「食べること大好きなんですけど、大型のスーパーに行きたいなと思っていて、でもちょっと女性1人だとお得用とかをいっぱい買えないのがネックだなと思ってたので買ったものを運んでほしい」と話し、続けて「剣さんと喋りながら帰りの幕張からの道とか帰れるんだったら楽しいかなって」と口にすると田辺から「それコストコじゃん!」とツッコまれ白い歯をのぞかせていた。
2024年挑戦したいことに「ポケモンカードにすごくハマっていて、カードを集めるよりバトルすることにハマっている」と明かした影山は「カードショップで週末とかに開かれてるジムバトルに初めて参加して4戦して2勝できた」とぶっちゃけ。続けて「デッキを5~6個持ってるんですけど、私の中で1番難しいなと思ってるギラティナのデッキであえて挑んでみて、それで勝てたのがちょっと自信になったので、何か今後は大会に出れたらいいな」と話し報道陣を驚かせていた。
本作について影山は「8話の中でも本当にいろんな関係性の話が出てきて、青春から親子関係、家族、あとは恋人とか、いろんな関係性が出てくるんですけど、本当に誰しもが経験したことあるもどかしさや切なさ、あるいは青春のきらめきみたいな部分が切り取られてるので、こんな時代もあったなとかこれからの人生こんなこと経験していくんだなとか、ぜひ、心に余裕があればですけど、自分の人生と重ね合わせてみるような見方をしていただける作品」と期待を寄せ、最後に「1週間過ごして、悲しいこと、暗いこと、毎日あったりするかもしれないけれど、そんな皆さんの心を温かく照らせるような作品になっていると自信を持ってお伝えすることができます。きっとこの作品も皆さんのお力があって盛り上がっていく作品だと思いますので感想とか、ぜひ皆さんから教えていただけたらなと思っております。ぜひ、楽しみにしていてください」と力を込めて会見を締めくくった。
会見中には、今年の干支『辰』のイラストを披露する場面も。