
このライブは「P.T.A.検定試験2023」というPerfumeに関することが出題される検定試験の上位者のみに参加資格があり、イベントのタイトル通り難関をクリアし、チケットを手に入れることが出来た“猛者”だけが集まった貴重なスペシャルライブ。
Perfumeがライブハウスでパフォーマンスをすることは2015年以来約9年ぶりで、集まった猛者たちの割れんばかりの手拍子の中、リリースイベントを行っていた頃に着用していたTシャツをオマージュした衣装でPerfumeメンバーが登場しライブがスタート。「Baby cruising Love」「コンピューターシティ」「ファンデーション」と3曲続けて披露した。今回のライブタイトルにある“あの夜”というのは、2008年2月13日に開催された“P.T.A.発足前夜祭「パッと楽しく遊ぼうの会」” のことで、まさにそのライブで披露された16年前の“あのセットリスト”をもう一度再現するようなファンクラブ発足のアニバーサリーな演出となっていたのだ。
トークコーナーでは1日目は掟ポルシェさん、2日目はグランジ遠山さんがPerfumeと交流の深いMCとして登場。初期の頃の懐かしい空気が流れる中「P.T.A.検定試験2023」の問題を振り返り、メンバーの得点も一斉に発表。まさかの全員74点と同点で会場も歓喜の渦の中、メンバーも「そんなことある?!」「別々で受けたんじゃけど!」と驚きの声が。
その後もメンバーが顔で楽曲を表現するイントロクイズを出題しファンの方が答えるなど、この日だからこその近い距離感で、会場は常にアットホームで温かい空気に包まれていた。
大盛り上がりのトークコーナーが終わり、ファンの方も一緒に踊れる最新曲の「すみっコディスコ」など3曲を披露。そして、最後の楽曲「チョコレイト・ディスコ」が始まると、会場のボルテージも最高潮に。特別な夜だからこその距離感を感じたメンバーは「特別なバレンタインナイト、最高に楽しかったです!ありがとうございました!」と笑顔で締め括った。
今年の9月からは結成25周年、メジャーデビュー20周年イヤーが始まるPerfume。昨年行った海外でのライブや、年末のカウントダウンライブから掲げている“CODE OF PERFUME”というキーワードから、今後どのような活動を見せるのか楽しみだ。