モデル・女優・ファッションブランドプロデューサーなど多岐にわたる活躍で、ティーンを中心に絶大な支持を得ている鶴嶋乃愛が、2021年7月から2年以上にわたって書き綴ってきたTV Bros.WEBのエッセイ連載「微睡む花の様に」が、1冊の本になった。連載スタート時は20歳になったばかりだった鶴嶋が、“自分自身”という存在と向き合いながら、日々の中で感じたことを詩的な文章へと落とし込んだ28編のエッセイに加え、本だけの書き下ろしエッセイも収録。

熱心な読書家としても知られる彼女が紡ぎ出す美しい言葉のなかには、「向き合うって素敵な事でしょう?だって私は私に嘘をつきたくないもの」「“綺麗な生き方”にはとても惹かれます」「私は誰かの心の宝石を、輝かせられる様な人間で居たい」など、表現者としての気高い美学が垣間見える。

また、エッセイに加えて撮り下ろしフォトも大ボリュームで掲載。打ち合わせから本人も参加し、文章に登場する言葉やイメージを具現化するべく撮影のシチュエーションや衣装などにもたくさんのこだわりを反映した。
花畑での可憐な姿を収めたカットや、名画「オフィーリア」からインスピレーションを受けた麗しいカット、宇宙や空をコンセプトにしたアーティスティックなカット、夕焼けの沈む海を背景にした等身大のカットなど、鶴嶋乃愛の持つ世界観をより深く堪能できる写真が満載。

会見では、「2年半以上連載をさせていただけたのも私にとって貴重な機会でしたし、毎月コンスタントに書いていくというのが、自分自身の中で筆が止まる時もあれば短時間で書き上げられる日もあったので、書いている時間がすごく濃い時間だったなというのは感じていまして。毎月読み手がいてくださるありがたさを日々感じておりました」と心境を語り、約2年半書き続けたことについて「自分自身のブログとかとは違って、読んでくださる方が受け取って自由な解釈をしてくださる場でもあるというのを考えると、しっかり相手がいるということを考えながら日々文章を書いていくのは私の中でもすごく挑戦だったので、貴重な経験にもなりましたし、毎月の感想をいただくたびにすごく嬉しかったです」とコメント。「今回は書き下ろしのエッセイもありますので、そちらも合わせて読んでいただいて、自分の心に一番近い詩はどれだったのかをぜひ教えていただけたら嬉しいなと思います」と呼びかけた。

撮り下ろし写真も大ボリュームで掲載されているが、お気に入りカットを選んだ理由に「最初は着る予定ではなかった衣装だったのですが、スタッフの皆さんに『絶対乃愛ちゃんに似合うからこれも着てほしい』と言っていただいて急遽衣装が増えた1着で、それが私自身の中でもとても自分らしいドレスだなと。ビンテージものなんですが、それがすごくお気に入りで、ファンの方に先行カットで見せた時もすごく好評でしたので、思い出深い1枚になりました」とエピソードを明かす。

「(連載開始から)年月が2年以上経っていますので、自分自身吸収しているものがたくさんあるなということで、物事を例える時の言葉の幅がすごく広がったなというのは成長だと思います」と、連載当初の自身と比較して成長している様子で、今後、文筆業に挑戦したい想いが湧いたのかという問いかけには「もちろんです」と即答。「今回はエッセイを書かせていただきましたが、私自身、物語の中に入るのが幼い頃からすごく好きなのもあるので、いつかは小説などにも挑戦してみたいなと思っています」と意欲を見せた。

さらに、本日の会見で着用している衣装の話題になり「、「(エッセイの)ピンクの表紙がすごく印象的だと思うので、リンクしたようなピンク色の衣装をと思いまして、様々なピンクのドレスを用意していただいた中でこちらを選ばせていただいたんですが、ふわふわ〜ってなるんですけど、ちょっと妖精さんみたいな感じで。あと、今年私はフェザーに注目しているんですけど、自分で持ってきた羽根飾りをつけてみたのがポイントです」と、その場で一回転してみせた。

最後にファンに向けて「いつも愛を寄せてくださるファンの皆様、この度は皆様の応援のお陰もありまして『微睡む花の様に』を出版させていただくことになりました。私の2年半以上の書き溜めたエッセイ、そして書き下ろしのエッセイもございますので、ぜひティータイムのお供などにしていただけたらとても嬉しいです。ぜひたくさん愛してください」とメッセージを送った。