原作は、さの隆の最新作『君が獣になる前に』(講談社)。⼈間の暗部をとことん抉る超話題作が待望の映像化を果たす。主演を北⼭宏光が務め、ヒロインを玉城ティナが演じる。

史上最悪のテロ事件をおこしたヒロイン・希堂琴音(玉城)の幼なじみで彼女が事件を起こすのを止めようと奔走する主人公・神崎一役を演じる北⼭は「(原作を読んで)なんて面白いんだって思っていたものが、自分が演じることになったのがとても感慨深い」と本作への想いを話し、実写化されたことについて「リアル感に加えて人がどう思っているか、表情とかはより豊かに伝えられる。それぞれのキャラクターに感情移入できるのが良さのひとつ」と語った。

本作が企画書の段階で熱を帯びていたと話す高橋から「本当にこんな企画書初めて見たってぐらい、この作品で見てる人の気持ちをぐっと持っていくんだっていうようなものが目の前にありました。この作品どうなるんだ、主演の方大変だな…」と振られた北山は「もうあと1ヶ月で数キロ絞る覚悟でございます」と意気込みを語っていた。
さらに高橋は北山から初日に誕生日プレゼントを貰ったエピソードを披露。高橋が「(誕生日プレゼントを貰って)気持ち持ってかれて好きになっちゃいました」と話すが、北山から3月はスタッフ含め誕生日の方が多かったと暴露されると「私だけじゃなかったんですね…」とショックを受けていた。

ドラマのタイトルにちなんで『獣のように貪欲になってしまうこと』を聞かれた北山はサウナと回答し「仕事終わった後にサウナ行きたいなっていうのがやっぱ止めらんない、疲れててでも行きたい場所」と続け、「頭の中をリセットできたりとか、1人で向き合える時間がある」とサウナ愛を語った。
最後、本作について「タイムリープとかサスペンス、色々目が行きがちなものはあるんですけど、結局はやっぱり人の物語であるということ、誰もがどこかで心で持っているであろうこの獣性、それに蓋をして生きている僕たちが蓋を開けた時にどのようになっていってしまうのか。そこらへんがとても見どころになってる」と想いを述べて会見は終了した。