
乃木坂46の1期生・高山一実が小説家デビューを果たした同名小説をアニメーション映画化した本作。トップアイドルグループのメンバーとして活動してきた高山自身の経験や葛藤が込められた内容で、瑞々しくもリアリティーと熱量に満ちた文章で反響を呼び累計30万部の大ヒットを達成。高山は脚本や音楽など幅広く映画制作に携わり映画作品として新たに再構築した。
西野は黒髪ショートカット&純白のワンピースで登壇。
東西南北が参加する観光ガイドボランティアのおじいさん役について「笑っちゃいました。おじいさんって(笑)。でもかずみん(高山)と2人で、あと内村さんとっていうのを聞いて、一緒にだったら心強いって思いましてすぐやりたいですって答えました」とオファーを快諾したことを明かした。
西野をオファーした高山は「お寿司屋さんで『なぁちゃん(西野)、実は…おばあさんなんだけどもしかしたらおじいさんになっちゃうかも』って話をしたんですけど、いろんな事情でやっぱりおじいさんになって『なぁちゃん、ごめん、おじいさんだわ』って当日までごめんと思ったけど、めちゃくちゃおじいさんに近づけてくれてさすがでした」と感謝を述べた。
高山と西野は一緒にアフレコを行ったそうで、西野は「1人だと恥ずかしすぎてもっと声出なかったかなと思った。隣にいるから、笑いながらやってて」と話すと高山も「ブースに2人だけ入ってて、聞いてくださる監督さんやスタッフさんは別の部屋で聞いてくださってたので、ほんと2人で楽しみながらできた」と振り返った。
さらに西野が「当時グループにいた時は、おばあさんの声で会話したりとかして遊んでいた」と話し出すと高山と当時の話で盛り上がりMCから「それはどこがおもしろい?」と問われると西野は「それは2人だけの世界でやってました」と笑顔を見せた。
本作で主演を務める結川から『グループ活動されてた時に1番東西南北で自分に近かったなって思うキャラクターはいますか?』と質問が飛ぶと西野は悩みながら高山に「どう?」と聞くが高山は「いない」と回答。続けて「ほんとにいない。だから、もう中心だよ。ほんとに真ん中になるべくしてなってる人」とコメント。すると横で聞いていた内村が「南はね、明らかに松村沙友理だと思います、においがプンプンしてました」とツッコみ会場を笑わせた。
最後に西野は「私は原作も出た時には読んでて、今回映画になって見させてもらって、活動してるところとかはちょっと懐かしい感覚というか、スタジオとかテレビ局とかも見覚えあるなとかあって、そういうのを思い出したりしながら4人の女の子たちの青春の時間をちょっと覗き見してるような気分になれてすごい素敵なキラキラした映画だなと思った」と本作への想いを語り、高山を「私は当時、執筆してる時結構近くにいたかなっていう記憶があって、いつも小型のパソコンを持ち歩いてみんなが休んでる時間もかずみん(高山)は打ったりしてて、ただすごい打ち込んでる感はあるけど大変だとか弱音的なことは一切、一言も聞いたことがなかった。ただただ打ってる姿をひたすら横で見てたから、1冊の本を作って劇場で映画が公開されて本当にすごいことをしてたんだなって改めて尊敬というか、私には絶対できないことなので本当に素晴らしいなって思いました」と称賛した。