原作は、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真が2021年に発表した同名小説。水川演じる主人公の新聞記者・道上香苗が、櫻井演じる若き人気政治家・清家一郎と、玉山演じる有能な秘書・鈴木俊哉を取り巻く黒い闇を追うヒューマン政治サスペンスとなっている。

このたび、本作の重要な役の一人であり、物語を翻弄する“謎の女”役で高岡早紀の出演が決定した。TBS連続ドラマへのレギュラー出演は、2018年の火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』以来約6年ぶりとなる。人間の欲望と謎が絡み合う物語で、高岡演じる“謎の女”は誰とどのように関わっていくのか。ヴェールに包まれた“謎の女”の正体に注目だ。

さらに、道上と同じ東都新聞で働く社会部の記者・山中尊志を演じるのは丸山智己。数々の作品で存在感を放つ名バイプレーヤーとして活躍する丸山だが、TBS連続ドラマへのレギュラー出演は2015年の火曜ドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』以来となる。本作で演じる山中は、道上の社会部時代の先輩。口は悪いが経験豊富で面倒見が良く、道上が文芸部に異動してからも何かと頼りにしている人物だ。清家と鈴木の“奇妙な関係”に違和感を覚えた道上と一緒に、彼らを取り巻く数々の謎を追っていくことに・・・。
また、文芸部で働く道上の後輩記者・青山直樹を曽田陵介が演じる。曽田は、恋愛リアリティー番組への出演で若者から絶大な人気を獲得し、俳優としても数々の話題作に出演。TBSドラマへの出演は2023年の金曜ドラマ『トリリオンゲーム』以来となる。若さゆえの未熟さはあるが、社会部志望の記者ならではの探究心と行動力を備える青山は、明るくガッツもあり周囲から愛されるキャラクター。真実を追う道上の無茶振りに振り回され、時に危険な目に遭いながらも、道上に食らいつきサポートしながら成長していく。

■コメント
<高岡早紀>
「笑うマトリョーシカ」の著者、早見先生の「この本の主人公が僕は好きです」という言葉がありましたが、登場人物全員が清家一郎という人物に興味があり、誰もが彼の内心を探ろうとする、何とも滑稽で面白い本です。私はその中で「謎の女」という役をいただきました。ドラマの中で「最高の謎スパイス」を振り撒いていきますので、どうぞお楽しみにしていてくださいね。

<丸山智己>
自分とは何者なのか。そう考えたことがある人は多いのではないでしょうか。パートナー、家族、友達のこと、自分はどれだけ知っているのか。原作を読んでそんなことを考えさせられました。道上が、清家の内面に迫っていくことで見えてくる顔が、最後にはどう見えているのか。そこをぜひ楽しんでいただけたらと思います。
水川さんとの久しぶりの共演もとても楽しみです。作品にとって一息つける存在になれたらと思います。

<曽田陵介>
原作を読ませていただいて、人間の本質的なところが描かれており、底知れない怖さ、またその魅力を感じました。青山は水川あさみさん演じる文芸部の先輩「道上 香苗」をサポートする後輩という役柄です。若さゆえの勢いと好奇心旺盛なところがあり、時に道上さんに振り回されてしまうこともありますが、そんな姿も楽しんでいただければ幸いです。今回「記者役」は初めて挑戦するので、後輩記者らしく先輩の背中を追いかけ成長していく、そんな青山を等身大で演じさせていただければと思います。