
本作は、2022年7月期に乃木坂46・与田祐希が地上波連続ドラマ初主演を務めた「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」、そして昨年7月期に“もう1つの世界”を描いた「量産型リコ -もう一人のプラモ女子の人生組み立て記-」が放送され、与田をはじめとする前作に出演したキャスト陣が同姓同名の全く異なる役柄で登場し話題となった人気シリーズ3作目。「量産型リコ」ワールド最終章となる本作は“家族”をテーマに、実家に帰ってきたリコとその家族のひと夏を描いたホビー・ヒューマンドラマに仕上がった。
与田はシリーズ3作目となる本作について「『量産型リコ』では、いつも素敵な出会いに恵まれていて、今回は家族ということでそれがより楽しみだったんですけど、ご覧の通り家族になれたので3作やってこれてすごくよかった」と話し、タイトルに『最後のプラモ女子の人生組み立て記』と記載されてることに対して「最後ってついてるので、一応最後なのかな?っていう気持ちで挑ませていただけたんですけど、最後にふさわしい作品になったかなと思います」とアピール。
後ろで見ていた父親役の矢柴から「現場でお菓子食ってる与田ちゃんと違ってちゃんとしててすごい!」と褒められた与田は「どや!」と照れ笑いを浮かべていた。
本作で描く小向璃子(リコ)は、東京で派遣の仕事をしている25歳で、しっかり者の長女と自由人な三女に挟まれ、実に平均的に育った小向家の次女という役柄。「田舎でも夏休みっていう設定だったので、あまり作りこまず自然体で田舎の実家に溶け込めるようになれたらいいなと思ってた」と本作での役作りを語りつつ「現場に行くと役作りをせずとも、この空気感がそうさせてくれた。皆さんのおかげなんですけど、すごく自然体でやらせていただきました」と感謝を述べた。
そんな現場の雰囲気について与田が「オンオフない感じ、スタートの直前まで本当の家族みたいな話で盛り上がって大爆笑して必死に笑いをこらえながらシーンをとる。きもいって言い合える仲になりました」と話すと、矢柴から「おれは言ってないけど、ずっと言われてた」と暴露。母親役の浅香から「良い意味でね!」とフォローが入り、三女役の佐月からは「すごい怖い役とかを拝見してたので、ほのぼのとして優しいお父さんを見ると『あのきも怖い役もできるの!?』って思ってそれで『すごいきもいの演じるのすごいです!』って…私にとっては誉め言葉なんです」と本物の家族さながらの会話が繰り広げられた。
さらに話題は現場に与田が手作りクッキーを持ってきた話に。
与田は「皆さん糖分欲しいかなと思って夜な夜なクッキー焼いて持っていった。でも味にあまり自信がなかったので、一旦家族の皆さんに試してからスタッフさんに配りにいきました」と家族に毒見させたことを明かす。矢柴は「前の日も夜遅くて、1回失敗したんですって、だからあんま寝てない状態までしてクッキーをみんなに糖分って持ってきてくれた座長がね」と感動した様子。浅香からも「ほんとに美味しかったし、ハートマークとかちゃんと型どっててすっごく美味しい」とべた褒めされた与田は「美味しいっていっぱい食べてくれるのがすごい嬉しかった」と笑顔を見せた。
会見終盤では『量産型リコ』シリーズではおなじみとなった量産型リコ専用ザクのオリジナルバージョンが披露。今回は『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』のロゴガラーに劇中でリコが着ている甚平のデザインとなっており、初めてデザイン監修をした与田は「前作のリコで現場に着て行ってた甚平をイメージして作ってもらったんですけど、その甚平もどこかで着てるかもしれないので、注目していただきたいです。あと私が書いた絵のシールもあるので好きなところに貼っていただけたらと思います」とアピールした。
最後に与田は「今回は家族がテーマということで、本当に素敵な家族に出会えたし、この皆さんが家族で、やっさんとアオちゃんがいて、このメンバーで シーズン3を迎えられて、ほんとに幸せだったなって思ってます。家族の温かさとか、愛だとか、そして大自然、動物も出てきたり、癒し要素しかないドラマになっていると思うので、木曜の夜に皆さんを癒せるドラマになったらいいなと思っております」とコメントし、会見は終了した。
会見では本作のエンディングテーマでLINKL PLANETが歌う『ソライロ』のパフォーマンスが行われた。