
本作は、2018年4月期に二宮主演で放送された日曜劇場『ブラックペアン』の待望の続編で、6年ぶりに日曜劇場に帰還する。シーズン1から6年後の物語となる今作で二宮が演じるのは、シーズン1で演じた渡海征司郎ではなく、人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦。
原作は、海堂尊の小説「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」(講談社文庫)。日本の医療問題を、エンターテインメントを通して提起し続けてきた海堂。“バブル3部作”と呼ばれる「ブラックペアン」シリーズ「ブラックペアン1988」「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」はファンから熱烈な支持を受けている。
先日、ロングスポットとドラマ公式各SNSにて堀越麗禾の出演が解禁となり、堀越がTBSドラマへ出演するのは今作が初。
堀越が演じるのは、僧帽弁閉鎖不全症と重度の肺気腫を患い東城大学医学部付属病院に入院している患者の孫・繁野結衣。入院中の祖父が小麦アレルギーの結衣のために開発した、米粉を使用したアップルパイの味を引き継ぐべく日々励んでいるという役どころとなる。
さらに、堀越演じる結衣の母親・繁野麻美役には蘭寿とむが決定。蘭寿は元宝塚歌劇団花組トップスターで、TBSドラマへの出演は『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(2016年)以来2度目となる。
麻美は、結衣の祖父でもある父にスナイプ手術を受けさせるべく資金繰りに奔走。父が開発したアップルパイのレシピと販売権を売ることで資金を調達しようとするが、父と結衣から猛反対される。
そんな中、助かるためにはさらに膨大な費用がかかる天城雪彦(二宮和也)のダイレクト・アナストモーシスという手術を受ける必要があることが判明。天城はなんと結衣に手術を受けるための賭けを持ちかけるのだった・・・。
結衣と麻美の家族を思いやる気持ちが運を引き寄せることができるのか。2人は7月14日(日)よる9時から放送の第2話にゲスト出演する。
<第1話あらすじ>
東城大学医学部付属病院の病院長となった佐伯清剛(内野聖陽)は、心臓外科に特化した新病院の開業計画を進めていた。彼が次に狙うのは全日本医学会会長の座だ。
心臓血管外科医の世良雅志(竹内涼真)は佐伯から、オーストラリアの学会に出席し、ゴールドコーストのハートセンターで働く天城雪彦という医師に渡すよう、一通の手紙を預かる。
先輩医師の垣谷雄次(内村遥)と渡豪した世良は、ゴールドコーストのビーチで意識を失った少年を見つけ、応急処置をすることに。なかなか意識の戻らない少年に戸惑う垣谷の前に、謎の男が現れる。彼のアドバイスで少年は一命を取り留めたのだった。
その後、学会に出席する世良たちだったが、天城には会えずじまい・・・。落胆する2人は、天城を探しに渡豪してきたというパク・ソヒョン(チェ・ジウ)と息子のミンジェ(キム・ムジュン)に出会う。
やがて天城が競馬場にいることがわかり、世良、垣谷、ミンジェの3人で向かうことになったが、そこにいたのは6年前に東城大を去った渡海征司郎と瓜二つの謎の男。彼こそが医療界ではディアブル(悪魔)と呼ばれ、人も金をももてあそぶ世界的天才外科医・天城雪彦(二宮和也)だった・・・。