原作は累計210万部(電子+紙)を超える大ヒット漫画「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」(原作:左藤真通/作画:富士屋カツヒト/監修:清水陽平/白泉社「黒蜜」連載)。中島健人演じる新世代のニュータイプ弁護士・保田理(やすだおさむ)が、訪れる相談者を「しょせんは他人事じゃん?」と突き放す独特な信念のもと、白石聖演じる仕事熱心なパラリーガル・加賀見灯(かがみあかり)、片平なぎさ演じる「喫茶柏原」店主の柏原麻帆(かしわばらまほ)とともにネット炎上や誹謗中傷など最も身近なSNSトラブルの数々を爽快に、ときにダークに解決していく、まさに新時代の<超リアル>リーガルドラマ。

中島はドラマのオファーについて「漫画が大好きだったので作品としてドラマ化する時にプレッシャーもあった」と不安を吐露しつつも「自分の経験をフルに生かせる作品に出会えたなって思いました。自分としても新たなスタートを切ってから1発目のドラマになるので、とても気合の入り方、愛情の入れ込み方がいつもとちょっと違う。自分の新たな面もこのドラマで見てほしい」と心境を明かした。
ドラマオリジナルのキャラクターを演じる片平は「原作にない人物をドラマで登場させることに『大丈夫なの?』『問題は起きないのかしら』が最初に出た言葉だった」と告白。続けて「プロデューサーさんからお話を伺うと、原作者の先生たちも快諾してくださっているということプラス、今後の漫画の中にも麻帆さんの役を登場させてくださると言っていただいた」と喜びの表情を浮かべるも中島は「え、そうなんですか!?知らなかった…他人事じゃないですよ!」と初耳だった様子。白石もそのことについて知ってたと知った中島は「嘘でしょ…僕、主役ですよね?」とショックを受けていた。

会見には劇中で着用しているオーダーメイドで作られた緑のスーツで登場した中島。役作りについて「原作に対してのリスペクトもあったのでビジュアルは大切にしたい」と話し、「ドラマで見た時に、保田のポップで、そしてドライな部分がビジュアルに直結するようなそういう仕上がりにはなったと思う」と太鼓判を押した。

ドラマの内容にちなんで『SNSの活用法』を聞かれた中島は「SNSと生活は切っても切り離せないものだと思ってるので、常に手のひらの中で動く社会。そこを自分の心身とバランスを取って、このスクリーンの中に飛び込んでいくかっていうことだと思う。SNSには表と裏があるので、そこの取捨選択をしっかりとしつつ、優しい関わり方がSNSとできたらいいですよね」と説明。さらに「スクロールしすぎて、指先がだんだん焦げてきちゃう方がたくさんいらっしゃると思うので、焦げた指の手当てをこのドラマでできたらいいなと思ってます」と中島らしいコメントにはMCから「セクシーな回答ですね!」と絶賛され「これセクシーアンサーですか!?」と照れ笑いを浮かべていた。

同じくドラマの内容にちなんだ『自分へのご褒美』の質問には『遊戯王』と回答した中島。「遊戯王のアニメと一緒に育ってきたので、30歳になった今でも遊戯王カードをいただけたらものすごく子供のように喜びます」とアピール。「30歳になってテレ東さんのドラマに出るってなったのはテレ東さんへの恩返し。『しょせん他人事ですから』っていうドラマをドローできてよかったです」と遊戯王に絡めたコメントをするが、会場の空気を察し「遊戯王分かる方しか笑ってないと思いますけど…笑ってください」とフォローし笑いを誘った。

会見の後半では、7月12日が誕生日の片平へバースデーサプライズも。
中島の「加賀美くんあれもってきてよ」の合図と共に白石がタルトケーキを持って登場。驚き感激した様子の片平に中島は「いつもなぎささんは現場に元気と活力をくださってますから」と感謝を述べた。

最後に中島は「とっても楽しいリーガルエンターテインメントドラマになってます。SNSに対する向き合い方も、このドラマを見ていただければより優しくなっていくと思っていますし、僕自身にとってこのドラマはSNSのバイブルになるようなドラマになってると思います。俳優として新しいスタートの1発目のドラマになるので、全力で挑戦させていただいております。キャストの皆様、そしてチームの皆様に 感謝しながら日々を過ごしてることが本当に嬉しいです。これは他人事じゃないので、自分ごとのように嬉しく思っております。ぜひドラマをよろしくお願いいたします」とコメントし、会見を終了した。