本作は、大人の色気を纏った50代のイケオジ有名料理研究家・三ツ矢歩(演:山崎まさよし)と、元球児で、ピュアでまっすぐな雑誌編集者・石田友也(演:酒井大成)が《美味しいごはん》と《丁寧な生活》によって心を通わせていくヒューマングルメラブストーリー。

26年ぶりに連続ドラマ主演を務める山崎は本作のオファーについて『料理研究家で同性愛者』という役どころを説明しつつ「こういう時代に、こういうお話をいただいてなんとなくやってみて、おもろいかなっていう感じでお受けいたしました、実際やってよかったです」と心境を明かした。

特撮テレビドラマ以来、初のドラマ主演を務める酒井は「僕はオーディションでありがたいことに合格させていただいたんですけど、石田くん自身もプロ野球を目指していたっていうのもあって、僕もずっとサッカーをやってた身として重なる部分があったので、共感しながら役作りをできることに対してワクワク感がすごくあった」と振り返った。
本作は山崎演じる三ツ矢先生が作る美味しい料理が大きな見どころのひとつ。その料理について聞かれ酒井は「めちゃくちゃ美味しかったです。フードコーディネーターさんがすごいクオリティーで作ってくださってた。原作からそのまま映像化されたような、そういう料理を食べることができて幸せでした」と料理の再現度に太鼓判を押した。

会見後半には、三ツ矢の飼い犬でありパートナーでもある『フリト』が登場。『フリト』は山崎が歌う本作のオープニング主題歌のタイトルにも起用されている。そんな『フリト』について山崎は「この子って『ゼウス』の子供なんですよ」と自身も参加する音楽ユニット『福耳』の楽曲「八月の夢」のMVに出演したペットモデル『ゼウス』の子供という運命的なエピソードも披露しつつ「すごい芝居がうまい」と称賛した。

最後に本作について山崎は「こういった設定の中でとは思うんですけれども、それを見られたらこういう形もあるんだなってすごく思うようなドラマだと思うんです。見ててすごくあったかい気持ちになれるもんだと自分でも撮影やらしてもらって思ってるんでこれから楽しみにしてください」とコメント。
酒井は「この作品を通して、大切な人、大事な人に会いたいなって思っていただいたり、そういう人たちと職卓を囲みたいなと思っていただいたり、そういう人たちがいることのありがたみだったり、料理は感情を繋いでくれることの素晴らしさだったり、なんか色々感じてほしいんですけど、この作品をご覧いただいて、少しでも心温かくなっていただければ嬉しく思います」とメッセージを残し、会見は終了した。