Ph AKIRA MAEDA / LEON.JP

本作は、地域医療が破綻の危機にひんしている街を舞台に、病院再建を期待された医者と組織に忖度しないベテラン刑事が異色のバディを組み、社会からこぼれ落ちてしまった人々の起こす事件とその背景にある人間ドラマに医者と刑事それぞれの立場で向き合い、難事件を解き明かしていく完全オリジナル脚本のヒューマンミステリードラマ。
主演であり、病院再建に奔走する医者・紙子良役を務めるのは、今回がテレ東ドラマ初主演、映画やドラマ、舞台などで活躍するほか、アーティストとして全国ライブハウスツアーを終えたばかりの藤木直人。藤木は本作が「ハル ~総合商社の女~」(テレ東)以来5年ぶりのテレ東ドラマ出演になる。
藤木演じる紙子を捜査に引っ張り込むクセ者刑事・弓削文平役には、名バイプレイヤーとして多くの映画、ドラマへ出演しながらも、テレ東の大人気ドラマシリーズ「駐在刑事」で主演を務める寺島進が決定。藤木と寺島は本作が初共演となる。

<出演者コメント>
■藤木直人(紙子良 役)
台本を読んだときの感想は、ストレートに「面白い」でした(笑)。ストーリーが二転三転して先が読めないまま意外な結末を迎える。この面白さを頑張って3次元化して視聴者の皆様にお届けしたいなと思いました。寺島進さんは以前やっていたトーク番組にゲストでいらっしゃったことはあったのですが、一緒にお芝居をするのは初めて。僕の勝手なイメージは厳しさの中に優しさがある先輩。2人でどんなケミストリーを起こせるか楽しみです。ドラマ好きの方にも楽しんでもらえる作品になるよう頑張りますのでぜひご期待ください!

■寺島進(弓削文平 役)
台本には、いま悩んでいる方も多い様々な問題がリアルに描かれていますから、その勇気ある台本に勇気を持って応えたいですね。あと、ユーモアも欲しいし、まだまだ膨らませる余地があると思うので演じるのが楽しみだ!
今回、藤木君と初共演なんで“共縁”に感謝だね!現場では演じながら共有・共感していくから初めてでも問題ない。チームワークが一番だ!
「弓削文平」という役は、今はコンプラやらで時代に合わせなければならないが、ひと昔前は絵に描いた”昭和のデカ”だった男のはず。注目ポイントはその昭和のデカに戻った瞬間かな!?
「D&D」親しみやすい題名、略してDD!
はやり言葉になるよう、親しみやすいドラマにするので皆さんヨロシクな!

<スタッフコメント>
■番組プロデューサー 北川俊樹(テレビ東京 ドラマ室)
テレビ東京の金曜日のドラマが夜9時にお引っ越しです。
その第1弾は「D&D ~医者と刑事の捜査線~」、読み方はディーアンドディー。
“病院の経営破綻”という突飛な状況から始まる一風変わった、しかし本格派のミステリードラマです。
突飛と言いつつも医療施設の廃業、縮小、経営母体の交代というのは実は日本全国でよく起きている我々に身近なトピックであり、1つの医療施設が存続するかどうかは、その地域に住む人々の人生に大きな影響を与えます。
このドラマではそんな地域医療にスポットを当てつつ、医療にまつわる様々な事件を描いていきます。
主人公の医者・紙子良役を演じていただくのは藤木直人さん。そしてその相方となる刑事・弓削文平役に寺島進さん。
初共演というお二人ですが、間違いなく絶妙で巧妙な胸躍る異色コンビを皆様にお届けできることを確信しております。
予想のつかないお二人の化学反応と骨太なミステリー。金曜よる9時に新たな風を吹かせます。ぜひご期待ください。

【イントロダクション】
舞台となるのは、経営危機にひんした市立病院のある郊外の街。この病院に院長代理として現れたのは、経営を重視する合理主義的な医者・紙子良。一方、同じ街の所轄署には組織に忖度しないベテラン刑事・弓削文平がいた。相いれるはずのなかった医者と刑事。だがこの平和な街で、二人を結びつける凶悪な犯罪が頻発する。それらの事件は地域医療の破綻と再生に密接に結びついているのだった……。
社会からこぼれ落ちてしまった人々の起こす事件と、その背景にある人間ドラマを、医者と刑事がそれぞれの立場で向き合い、難事件を解き明かしていく新感覚バディドラマ。