
原作は、「電影少女」や「I”s」で知られる漫画家・桂正和の連載デビュー作で、1983年~1985年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された代表作。80年代の特撮ヒーローの影響を大きく受けた作風が男女問わず人気を集め、アニメ化・ゲーム化など様々なジャンルで魅了し続けてきた。そしてこの度、80年代の週刊少年ジャンプに革命を起こした名作「ウイングマン」が生誕40周年を記念して、人気キャスト×強力なスタッフ陣を迎え、満を持して実写ドラマ化が実現!
主人公の特撮ヒーローオタクで“ドリムノート”によりウイングマンに変身できるようになる広野健太役は、モデルやバラエティー番組など多方面で活躍する大注目の藤岡真威人。健太の前に突然現れる異次元世界・ポドリムスからやってきた謎の少女・アオイ役は2018年に桂正和の同名マンガを実写化した「I”s」でヒロインの1人を演じた加藤小夏、そして健太とアオイの通う高校に赴任してくるイケメンの新任教師・北倉先生を声優として数多くの作品に携わりながらNHKの連続テレビ小説「らんまん」など俳優業でも引っ張りだこの宮野真守が演じる。
宮野は「謎の先生です。今はまだそれしか言えないんです」と挨拶。オファーに関して「桂先生の作品にまたこうして出られること、さらには実写でこうやって関われるのが不思議な感じです。その実写が、僕が主役をやっていた特撮作品の監督をなさっていた坂本監督と、なんか奇妙な縁で繋がっているなとびっくりしました」と心境を明かした。
演じるキャラクターについて問われた宮野は「難しいんですけど、一言で言うなら謎です。謎ということは、物語の中でも重要な人物ではあります。何を信じて演じていけば1番いいのかなっていうのは台本から読み取れる部分で色々試行錯誤してたんですけど、その撮影現場に桂先生がいらっしゃってくれたことがあって、その時にお話しできたことが僕の中ですごく大きかったです」と続け、「お芝居のシーンとかも謎ムーブを坂本監督が1個面白がってくれると一緒に相乗効果で盛り上げていったので不思議な人になってます」と説明した。
印象的なシーンとして宮野は「(藤岡)真威人くんとのシーンはやっぱ面白かったです」と言い、「お芝居についても結構話しながらできたので、シーン的にすごくブラッシュアップできた気がします。勝手にやってるんじゃなくて、お互いにどう感じたかをその場で確認しながらとかだったのが、すごく僕は楽しかったです」と振り返った。藤岡は「2人の芝居だったんですけど、宮野さん表情筋の芝居が凄すぎて、もう全てをコントロールして感情のせて芝居してるのがすごい伝わってきて本気で謎感を感じた」と称賛した。
ドラマの内容にちなんで自身にとってヒーローな存在を質問されると宮野は恐縮しながらも「さっき、ちょっと濁しちゃったんですけど、僕、ウルトラマンなんですよ」と前置きしつつ「僕にとってもウルトラマンゼロはとても大きな存在。エンタメの世界やってて、日本に大きな危機があった時とかエンタメって不要不急の方に入って自分では何をやっていいのかわからなくなってしまって無力だなって感じることが多かった。そういう時に僕はウルトラマンゼロをやらせてもらってるんで、ウルトラマンゼロとしては子供たちに大丈夫だよってメッセージを届けられたんですよね。『ウルトラマンゼロとして声を入れてください』って言われた時に、やっぱヒーローってこういうことなんだなって。みんなが辛い時にそうやって声をかけてあげられるとか象徴になれるのが、ヒーローなんだなっていうのをウルトラマンゼロに教えてもらって、やっぱりヒーローの存在っていうのはこの世に必要不可欠なんだなっていうのを身をもって体感させていただきました。自分がヒーローとして何を伝えていけるのかっていうのは、またゼロと一緒に考えていけたらなとずっと思って15年間携わってますね」と話した。