唯一無二の奇想天外な物語で、日本のファンタジー小説の原点と称えられる「南総里見八犬伝」。1842年に完結してから200年近くの時を超え、今なおマンガ、アニメ、映画、舞台、歌舞伎と多彩なジャンルで二次創作が行われるなど、現代のエンターテインメントに多大な影響を与え続けている。里見家の呪いを解くため、八つの珠に引き寄せられた八人の剣士たちの運命をアクションとVFXで描いた「八犬伝」=【虚】の世界と、物語を生み出した馬琴の感動の実話【実】の2つのパートが交錯する、山田風太郎の小説『八犬伝 上・下』(角川文庫刊)を実写映画化したエンターテインメント超大作。

水上は「水上になって初めての作品が八犬伝でした」と本名の『水上恒司』になってから初の作品だったと明かし、「公開を迎えて、たくさんの方々が劇場に足を運んでくださることが本当に感慨深い」と喜びを口にした。
自身が演じた八犬士・犬飼現八について「八犬士の8分の3は汚い枠なんですよ。そのうちの1つを担っていると自負しております」と言い、「僕ら3人のおかげで残りの五犬士は輝いてる」と自虐して笑いを誘った。
さらに、2年越しにおでこにあざが出てきたと告白する水上は「公開2日経って、ちょっとこの辺(おでこ)に出てきた。アクションでちょっとぶつけただけなんですけどね」と話しつつ「八犬士仕様です」と笑顔をみせていた。

イベントには、水上のほか、役所広司、内野聖陽、渡邊圭祐、鈴木 仁、板垣李光人、栗山千明、監督の曽利文彦が登壇した。