日本屈指のポップカルチャーの中心地である秋葉原にて、アニメ映画と秋葉原の魅力を国内外に発信することを目的に立ち上げられ、記念すべき1回目の開催となる本イベント。

「レッドカーペット」、「オープニングセレモニー」では、第1回目となる秋葉原国際映画祭のアンバサダーにジャンル問わず、アニメ作品で数多くのキャラクターの声を担当してきたレジェンド声優の山寺宏一を迎え、小野賢章、竹達彩奈、蒼井翔太、寺島惇太をはじめ、豪華声優陣、監督が集結した。

正式招待作品『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』に出演している寺島惇太と蒼井翔太が「オープニーングセレモニー」で挨拶。

寺島は「僕がテレビシリーズのアニメーションで初めてオーディションで受かって主役をやらせていただいている、僕としても人生のターニングポイントになった作品なので、そういった作品でこのような素敵な場所に呼んでいただけて本当に光栄です」と喜びを語る。

この場で恒例となっていた秋葉原の思い出について、「高校生の頃からすごくアニメーションやゲームが好きで、僕は長野出身なんですけど、当時、長野の田舎の少年にとっては、秋葉原というのは到底長野では手に入らない、魅惑のアイテムがたくさん売られている夢の町として、同級生とも『いつか行ってみたいな』と憧れの場所だったんですけど。生まれて初めてアルバイトで稼いだお金で、親のもとを離れ、新幹線のチケットを買い、夢の秋葉原に来た目的が、当時流行り始めていたメイド喫茶だったんですけど。まだ高校生の僕はドキドキしながらメイド喫茶に行ったんですね。その日だけ、月に1度の“制服デー”となっておりまして、メイドさんたちがセーラー服を着ていらっしゃったんですね。僕は当時高校生なので、ただの同級生でした。メイドが見たかったのに……!何でこんな日に来てしまったんだと、今でも強く覚えています」と残念なエピソードを話し、会場では笑いが巻き起こった。

そして蒼井は「この作品は初めてご覧になる方はもちろん、いつも応援してくださる方々も新しく上映されるものを見たら、開いた口が塞がらない展開が待っている。そしていつからか、いつの間にか、塞がらなかった口から推しへの愛を叫んでいる、そんな作品になっています。今回、この映画祭をきっかけに、またたくさんの方に作品を見ていただけるということで、映画やアニメに関わらず、私たちの目に入ったものが忘れられない思い出となり、そして人一人の人生になっています。なので、この作品はもちろんですけれど、たくさんの役者の皆様、監督の皆様、スタッフの皆様、先生の皆様、そして作品を愛してくださる皆様と作っていったこの作品が、もっともっと長くたくさんの方々の心の奥深くに必ず残っている、そんな人生となる作品になりますように願いながら、僕も今後も色んな人物たちに命を吹き込むお仕事ができたらと思います」とコメント。

「ちなみに私はトレーディングカードゲームが大好きでして、つい先日も秋葉原のカードショップに行っておりました。なので、オレンジ頭がいたら僕です」と笑いを誘った。

『秋葉原国際映画祭2024』は、秋葉原エリアで11月9日(土)~11日(月)まで3日間に渡り、「レッドカーペット」、「オープニングセレモニー」、「プレミアム上映」、「アニメコンペティション」など、様々なイベントが行われる。