今年最も輝いた時を過ごした人に贈られる“時の人”賞を受賞した井浦は「今年50歳を迎えました。50になってこのような“時の人”と称される賞をいただけたのも、日々生活を共にしている家族や仲間たち、毎日仕事をサポートしてくれている事務所の皆さんのおかげでこの1年も駆け抜けることができました。重ねて感謝を申し上げたいと思います」と受賞した喜びを口にし「50になった節目の年にこのような賞をいただけるのは本当に励みになりました。賞に背中を押されながらまた来年も励んでいきたいと思います」と意欲をみせた。

また、本アワードにちなみ時計へのこだわりを聞かれた井浦は「時計は必需品」と回答。「場面場面で時計を変えていくのが楽しい。時計を楽しみながら何十年と経つけれどもきっと飽きることがないので時計って生活の1つ」と説明し、「好きが高じて自分でも場面や目的にあった時計を作り始めたり、時計はとても好きなもの1つです」と微笑んだ。

そして、今年も残すところあとわずか、2024年はドラマに3作品、映画も公開されたのが5作品に出演したと話すと場内からは驚きの声が。井浦は「今年はとにかく今までで感じたことのないぐらいあっという間に過ぎていった。日々、忘却しないように、自分の意識がただただ時間が過ぎていくってならないようにエネルギーを特に使っていた」と話し、「今が1番忙しいのかなって思う瞬間を毎年更新させてもらえているので、今年は今までの中で1番忙しく充実していた年になっている実感があります」と1年を振り返った。
また、そんな忙しい中でも「生活の中にある大切な時間を有効に使ってる」と話す井浦は「家に小さな小さな植物園を作って、自分の好きな植物だったり、ご縁があった植物が少しずつ少しずつ増えていって、いつのまにか植物園みたいになってしまった」と言い、「毎日の水やり、観察の時間で、昨日より少し芽が出ているものに気づいたり、それが時間の経過を感じる。自分がどれだけ慌ただしく過ごした1日だったとしても、同じように地球は動いて、命は成長してるということを忘れさせないようにしてくれるので、そういう植物と対話している時間っていうのは大切」と明かした。

最後に、2025年はどんな時を過ごしたいか聞かれた井浦は「俳優のお仕事をやらせていただいてから大事にしてきてるのがとにかくぶれずにまっすぐ。2025年も自分の心が向かっていく先がぶれずに、同じようにまっすぐ進みながら、2024年が最高潮に忙しかったのを結果的に超えていく1年にしていきたい」と来年の意気込みを語った。
この日は、井浦のほか、同じく“時の人”賞を受賞した俳優の板谷由夏も出席した。