トロフィーを受け取り「本当に嬉しいです」と喜んだ萩原は「現場にいる時、作品に参加している時は、こういう賞をいただけることとか、この場に立ってるようなことを想像してるわけではないんですけど、いただけるとやっぱすごく嬉しいですし、すごく今後の励みになり、より一層頑張りたいなと思います」と今後の作品作りに対しての思いを語った。
受賞した作品『朽ちないサクラ』について「監督や杉咲花さんはじめとしたスタッフの皆さんだったり、キャストの皆さん、1人1人熱量の高い現場でとてもクリエイティブな現場でした」と振り返り「今でも事あるごとに朽ちないサクラの現場の日々を思い出したりするので、そういう意味では今後も何年経っても現場のことを思い出してエネルギーにしてというのは続くのかなと思っているので、本当に思い出のある作品でいただけたというのがすごくやっぱ嬉しい」と改めて喜びを噛みしめた。
最後に、2025年の目標を聞かれ「今年1年もすごくいろんな作品に参加させてもらって、その都度その都度いろんなものを吸収しながら、何より楽しみながらやらせていただいたんですけど、作品を作る上でも何をする上でも、楽しみながらやるというのは僕の中ですごく大事なものなので、2025年も素敵な作品と出会えたらいいなと思いますし、その中で楽しみながら自分の表現を探していけたらなという気持ちです」と意気込んだ。

今年の開催で10周年を迎える同アワードは、その年に公開された映画の中からエルが選ぶベスト作品を決定する「エル シネマアワード」のほか、今年目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」、日本の映画界で輝く女優に贈る「エル ベストアクトレス賞」、新世代をけん引する映画人男女2名に贈る「エル・ガール ライジングスター賞」、優れた監督に贈る「エル ベストディレクター賞」、映画界に革新を巻き起こした人に贈る「FENDI 賞」、そして今年から新設された映像コンテンツの分野でユニークな活躍をした人に贈られる「話題賞」の6部門が発表される。

<受賞者・作品一覧>
■エル メン賞:山﨑賢人『キングダム-大将軍の帰還-』
■エル ベストアクトレス賞:河合優実『ナミビアの砂漠』/『あんのこと』
■エル・ガール ライジングスター賞:萩原利久『朽ちないサクラ』
■エル・ガール ライジングスター賞:桜田ひより『バジーノイズ』/『ブルーピリオド』
■エル ベストディレクター賞:山中瑶⼦『ナミビアの砂漠』
■FENDI 賞:仁村紗和『ラストマイル』/『SHUT UP』
■話題賞:アンナ・サワイ『SHOGUN 将軍』