川口は昨年の『日本レコード大賞』に引き続き2回目の総合司会を務める。川口は俳優として数々のドラマや映画、舞台、CMに出演しており、モデルとしても活動中。今年4月期の金曜ドラマ『9ボーダー』では主演を務め話題となった。また、俳優業のみならずTBSで毎週木曜に放送している『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』にレギュラー出演中でバラエティでも活躍の場を広げている。

安住アナウンサーは2012年から『日本レコード大賞』の総合司会を務めており、今年で13年連続となる。バラエティ番組や情報番組の司会はもちろん『音楽の日』といった長時間の音楽番組の司会も長く担当。『日本レコード大賞』では2001年から11年間進行アナウンサーを務め、2012年からは総合司会に。安定した司会ぶりで出演アーティストから大きな信頼を寄せられている。

司会発表にあたり囲み取材が行われ、「昨年に引き続き、また1年を締めくくるスペシャルな日のステージの司会を安住さんとさせていただくことが大変嬉しいですし、身が引き締まる思いです。レコ大でしか見れないステージを、ファンとしても見られるのがすごくわくわくしています。楽しみながら頑張ります」と話す川口。

去年に引き続きタッグを組む安住と川口。お互いの印象について聞かれると、安住は「川口さんは、皆さんがドラマやCMで見た川口さんのそのまんまで、すごく華やかで美しくもありながら、でも普段はざっくばらんな感じで、壁を感じない女優さんだなと思って、もう去年以来大ファンになりましたし、最近ガソリンは全部ENEOSで入れています(笑)」と冗談も交えながら「本当に忙しいのに笑顔を絶やさず、スタッフや周りの人たちにも気を遣っていて、本当に素晴らしい方だなと思っています」と絶賛。さらに「去年はお互い人見知りというのもあったんですけど、2年目になってから何があったのか分からないですけど、急に心を開いてくれるようになって、マネージャーさんに止められるぐらい会話をしていました」と去年より打ち解けられている様子。

その言葉を受け川口も「安住さんの印象は本当に面白くて優しくてすごくスマートな方である印象はお会いする前からも、去年ご一緒してからも変わらないんですけれども、安住さんがおっしゃるように、ちょっとだけ心が解放されているのはあるかもしれないので、それが舞台でも良いように活きれば良いなという風に思っています。本当に人見知りだし緊張しいなんですけど、でも話しかけられるぐらいフランクで気さくな方なので、そこはすごく安心感もありますし、ついていきたいなと思います」と信頼を寄せた。

初司会を経て、去年の反省点を川口は「家族から『もっと笑いなさい』って言われて。緊張していたんでしょうね。無意識に緊張していたので、もっとその場を楽しむと言いますか、自分自身が1番楽しんで元気にできたら良いなと思います」と振り返った。
13年連続で司会を務めている安住も「場の空気で緊張するから。確かに自分でもびっくりするような顔している時があって、本人はすごく高揚しているんだけど、特に最初の時間とか、びっくりするくらい真面目な顔して紹介している時があって、自分で反省する時もいっぱいあります。「どうぞ楽しんでください」なんて会場の人に言ってたんだけど、悪いことした人みたいな顔してて、びっくりした時もありました」と、未だに緊張感を感じているとのこと。

安住の姿から学んだことを聞かれると、川口は「アーティストの方と掛け合いと言いますか、歌う前のクロストークみたいなところはすごく緊張するんですよね。でも皆さん安住さんの方を向いちゃうぐらい安住さんに心を持っていかれているなというのを昨年感じたので、もうちょっと向いていただけるように、自分も話していきたいと思います」とコメント。

各賞受賞者&受賞曲も発表となり、ラインナップを見た印象を安住は「優秀作品賞が10作品上がっていて、Mrs. GREEN APPLEが2年連続ということで、やはりミセスの皆さんの活躍って本当に途切れないなと思いました。あとは、流行語大賞なんかでも必ず名前が出ていますけど、『Bling-Bang-Bang-Born』のCreepy Nutsも上がってくるんだなという感じがしました。昨年新人で大活躍していたFRUITS ZIPPERの皆さんが優秀作品賞として、もうそこで名前が上がってくるんだなと、皆さんこの1年間で当然ながらですけども数々キャリアを積んできたんだなと思いました。あとはOmoinotake『幾億光年』もドラマで随分聞いて、サビのところにくると老若男女、そうだ、今年だった、という感じがするなというところはあります。純烈の皆さんも大活躍でしたし、楽しみです」と語った。
川口も「ミセスさんの今年1年のご活躍ぶりというのは本当に凄まじかったですし、色んなところで色んな楽曲を耳にしたので、(2連覇も)ありうるかもしれないですし、また聞けるんだ、見れるんだというのがすごく素直に嬉しい気持ちでもあります。Creepy Nutsさんもたくさん聞かせていただきましたし、どうなるんでしょうか?」と期待を寄せた。

さらに、6組が受賞している特別賞について川口は、「浜崎あゆみさんであったり、GLAYの皆さんであったり。個人的にはGLAYさんは本当に大好きなので、一夜限りのステージで何を披露していただけるんだろうとすごいワクワクしています」と笑顔を見せた。

2年連続で安住アナウンサーと川口のコンビとなった今年は、昨年の司会経験を活かし、さらに息の合った進行で年末の音楽の総決算を大いに盛り上げること期待したい。
そして、番組のナレーションは今年もジョン・カビラに決定。

■各賞受賞者&受賞曲
【優秀作品賞】(※曲名50音順)
「I wonder」Da-iCE
「幾億光年」Omoinotake
「紅の蝶」山内惠介
「Supernatural」NewJeans
「NEW KAWAII」FRUITS ZIPPER
「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts
「Masterplan」BE:FIRST
「夢みた果実」純烈
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
「Love seeker」JO1

【最優秀歌唱賞】
milet

【新人賞】(※50音順)
ILLIT
梅谷心愛
こっちのけんと
小山雄大
ME:I

【特別賞】(※50音順)
Creepy Nuts
GLAY
tuki.
TOMORROW X TOGETHER
Number_i
浜崎あゆみ

【特別アルバム賞】
「SCIENCE FICTION」宇多田ヒカル

【特別国際音楽賞】(※50音順)
新しい学校のリーダーズ
LE SSERAFIM

【作曲賞・作詩賞・編曲賞】
作曲賞 所ジョージ(「全てあげよう」 新浜レオン)
作詩賞 コレサワ(「最上級にかわいいの!」 超ときめき♡宣伝部)
編曲賞 萩田光雄(「迷宮のマリア」 辰巳ゆうと)

【企画賞】(※作品名50音順)
作品:「Obsessed」 アーティスト:Ayumu Imazu
作品:「THE HIT PARADEⅡ」 アーティスト:松本孝弘

【日本作曲家協会選奨】
五木ひろし

【日本作曲家協会名曲顕彰】
「上を向いて歩こう」
歌手:坂本九 作曲:中村八大 作詩:永六輔

【功労賞】(※50音順)
エルトン永田
松下英二

【特別功労賞】(※50音順)
小澤征爾
キダ・タロー
園まり
谷川俊太郎
仲宗根美樹
西田敏行
真島茂樹
八代亜紀
山北由希夫