
本作は、細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』とスピンオフ作品『はたらく細胞BLACK』の2作品が原作となり、人間の体の中を舞台に繰り広げられる<世界最小の物語>が日本映画最大のスケールで描かれる。キャストには赤血球役の永野芽郁、白血球(好中球)役の佐藤健をW主演に加え、人間役で芦田愛菜、阿部サダヲ、加藤清史郎、身体の中で“はたらく”細胞役に、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、深田恭子、板垣李光人、加藤諒、マイカピュ、人の健康を脅かす“恐るべき”細菌役に、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、細胞たち最強の敵にFukase(SEKAI NO OWARI)が出演している。
公開初日を迎えて永野は「この日を迎えるまでにいろんなところでたくさんの宣伝をさせていただいて、健さんと一緒に力を合わせて広めてきたつもりなので、こうして迎えられたっていうのはすごく嬉しい」と話し、会場を見渡して「皆さんの拍手がとてもあったかくて、ほっとしております」と笑顔をみせた。
佐藤は「毎回思うんですけど、公開初日に劇場に足を運んでくださる皆さんがいて、本当に支えられてるんだなっていつも実感します」と感謝を述べ、「皆さんの体内に僕たちがいます。そうやって自分をちょっとでも大切にするきっかけにこの映画がなったらいいなと思ってます」と挨拶した。
周りの反響を聞かれ、すでに母親が観に行ってくれたと話す永野は「笑って泣いてって言ってたけど、その意味がわかりました。笑うだけじゃないのねって。素敵な映画でした」と感想が送られてきたことを報告すると、横で聞いていた佐藤も「僕も母親から感想が来たんですけど、ほぼ同じなんですよ」と続けて、母親から「笑って泣いてとは聞いていたけども、泣いての分量がこんなに多いとは知りませんでした」と送られてきたことを明かし、「感想かぶりです。だからキャッチコピーに嘘はないです」と映画の出来栄えに胸を張った。
トークセッションでは共演者の印象を問われる場面も。
永野は芦田の印象について、幼少期に共演したことに言及し「中学生だったか小学生だったかぐらいの時に、私は愛菜ちゃん追いかけまわすお化けの役やったんですよ。すごいお忙しくされてる時期だったのに、私すごい泣かせてんなと思った記憶があった」と回顧。「今回は愛菜ちゃんを守る役で良かったです」と安堵した表情をみせた。
次いで、芦田から「すごい太陽みたいなみんなを笑顔にしてくれるイメージだったんですけど、やっぱりお会いしてからもそのイメージ変わらないです」とべた褒めされた永野は「うれしい!愛菜ちゃんからそう言ってもらえるのが1番嬉しい!」と声を弾ませていた。
さらに、本作のキャッチコピー“笑って泣けてためになる”にちなんだトークを振られた永野は「笑って泣けてためになったこと3つあります」と言い、自信満々に「はじめてのおつかい!」と回答。「本当に私、大好きで毎日見てるんですよ」と興奮気味に話すと、阿部は「毎日やってんですか?」とツッコミ。永野は「今、配信で見れるんですよ!毎日見てて、毎日泣いてるし、毎日笑ってるし。ちっちゃいときからちゃんとしてる子たちがいっぱい出てきて、みんな頑張ってて、すっごいすっごい良い番組なんですよ!」と熱く語るも、阿部から「細胞が疲れてるんじゃないですか?」と言われ照れ笑いを浮かべていた。