
テレ東の深夜ドラマとしてシーズン10作にわたりお届けしてきた松重豊主演の「孤独のグルメ」。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いた人気グルメドキュメンタリードラマだ。
放送開始から12年目を迎えた今年は、井之頭五郎としてドラマ「孤独のグルメ」と向き合ってきた主役の松重豊自身が構想、企画発案した「それぞれの孤独のグルメ」も毎週金曜深夜24時12分より放送中です。井之頭五郎だけではなく、性別、年齢、職業、それぞれの環境でそれぞれが、自由に“孤独のグルメ”を楽しむ多彩なゲストを迎え、それぞれの物語として描く、オムニバスグルメドラマとして新たな試みにも挑んでいる。
昨年の大晦日に放送した「孤独のグルメ2023大晦日スペシャル 井之頭五郎、南へ逃避行『探さないでください。』」では沖縄への逃避行旅行からまさかの台湾に続くなど、予期せぬ食の珍道中が定番となった井之頭五郎の大晦日だが、今回、五郎が降り立つのは日本海、長野の地へ!横浜にある映画館の館長の頼みで“とある映画のフィルム”を八王子に届けることになった五郎。年末の仕事納めとして引き受けたはずだったが、行く先々でお願いを断れない五郎は予期せぬ事態に巻き込まれ、フィルムを運ぶため長野に向かうはめに。愛車のMINIで北へ向かう五郎だが、年末の休み返上、長距離運転でとにかく腹が減る…。そんな五郎が行く先で出会う至極のグルメとは⁉そして、その地で出会う人々に触れ、映画のフィルムに込められた想いを知った五郎は…!?
毎年、様々な土地で出会うグルメのみならず、人との出会いも見どころの本ドラマ。2024年の締めくくりにも豪華なキャスト陣が脇を固める。五郎に八王子へ“映画のフィルム”の運搬をお願いする横浜の映画館の館長・梶原俊幸役に光石研。その道中で五郎が寄るイタリア家庭食堂のママ役に雛形あきこ。そして、八王子で映写機の貸し出しなどを行っている鈴木映画の鈴木社長を塚本晋也が演じる。さらに長野で出会う焼き肉店の女将役に田中美佐子、少し気難しい映写技師の岩田誠二役に泉谷しげる、商工会婦人部の福永いずみ役に鈴木砂羽の出演が決定した。
<井之頭五郎役/松重豊 コメント>
シリーズ始まって13年、大晦日の特番を仰せつかって8年。挙げ句、年明け10日には劇映画「孤独のグルメ」も公開されます。この2年は私自身が音頭をとり、台本作りから全ての製作にも関わってきました。集大成と言ってもいい展開です。もしこの大晦日SPから映画への流れが視聴者の共感を得られず、映画の集客も見込めないような事態になれば、僕はかねて公言している通り、責任を取って「孤独のグルメ」から身を引きます。やるだけのことはやりましたので、あとは視聴者と観客の方々の判断に委ねます。どうぞよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。 松重豊