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原作は、自身も看護師の経験がある藤岡陽子原作の人気小説『晴れたらいいね』(光文社文庫刊)。仕事への活力を失った主人公が、1945年のフィリピンで陸軍看護婦としてつとめる女性としてタイムスリップするところからドラマの物語がスタートする。戦時中で物資も少なく、死と隣り合わせの過酷な状況ながらも、仲間たちと希望を見失わずに営む日々を通じて、主人公が生きる力を取り戻していく姿を描く。
主演に永野芽郁、共演の芳根京子をはじめとしたキャストは既報の通りだが、このたび、追加キャストと配信開始が待ち遠しくなる場面写真が公開!

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主人公・高橋紗穂(永野芽郁)が働く病院に入院している患者の雪野サエ役は、近年では映画「52ヘルツのクジラたち」をはじめ、数多くの日本映画やドラマに出演する俳優・倍賞美津子、サエの友人役は、芸能生活67年を迎え、「執事 西園寺の名推理2」(テレ東)など100作以上の映画・ドラマへの出演歴がある、日本を代表する俳優の1人吉行和子がつとめる。さらに、紗穂がタイムスリップした戦時中のフィリピンにある野戦病院で働く陸軍看護婦たちのキャストも決定!真面目で周りと対立しがちな岩倉民子役には、「つづ井さん」(読売テレビ)で初主演を務め、今年は出演した映画も5本公開された藤間爽子、病弱ながらも看護婦として働く高沼節子役には「君が死ぬまであと100日」(日本テレビ)にてヒロインをつとめた豊嶋花、食いしん坊でパワフルな大西茂子役には、舞台、テレビ、映画とマルチに活躍する富山えり子、山形弁のおばちゃんキャラ奥山正子役には、近年名バイプレイヤーとして注目を集めているうらじぬのが決定した。また、萩原利久演じる一等兵の今井章一朗と共に野戦病院へ訪れる堀井光男役は、連続テレビ小説「虎に翼」(NHK)での新聞記者役が話題となった高橋努、紗穂がつとめる病院の新人ナースの平田彩里役は、今年公開の映画「箱男」でヒロインを務めた白本彩奈、紗穂を見守る看護師長の萩野みどり役は、俳優だけでなく書家などマルチに活躍する宮澤美保がつとめる。

さらに、本作の劇中歌である「晴れたらいいね」を手がけた、日本を代表する人気バンドDREAMS COME TRUEと、監督の深川栄洋よりコメントが到着!

■DREAMS COME TRUE 中村正人 吉田美和
DREAMS COME TRUEの楽曲『晴れたらいいね』がテレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「晴れたらいいね」劇中歌としてお手伝いができるのは大変光栄なことです。
こんな時代だからこそ、とても大切で意味のあるメッセージとなるであろうこのドラマ。
ましてや、2022年ドラマ作品「スピリラ」でご一緒した岡田惠和さんが脚本となれば期待は膨らむばかり。
私たちも視聴者として「いろんな気持ち」が心に生まれることを楽しみにしています。
■監督 深川栄洋
岡田惠和さんが書かれた初稿を読んだとき、「やっぱり岡田さんだ……」と思いました。戦争なのに人の死を表現する気は無いのだと、その気骨に触れました。これだけ脚本家の個性が反映される戦争ドラマも珍しいと私は思います。演出部は、太平洋戦争末期の南方で働く従軍看護女性たちを調べ上げました。撮影中は毎日、道なき山道を歩いて現場に辿り着きました。美術デザイナーと大道具は2人で、そんな所に素晴らしいオープンセットを作りました。豪雨が来て床上浸水になってもみんなは夢中で撮影しました。撮影が終わると(映像の)編集者がニコニコして言いました。「良いっすねぇ、若い役者さんたちが」。「え、どういうところが?」と聞くと、「戦争はみんな受け身なんだと思うんです、彼女たちの演じる姿からそう感じました」と。確かに、山の上で崖の恐怖と戦い、海では大量の海水を飲み、森の中では虫と戦いながら歌を歌ってくれました。戦後80年の時を経て「晴れたらいいね」というドラマが生まれた軌跡に格別な味わいを感じます。藤岡陽子さんが書かれた小説が、たくさんの人の手でリレーを繋げて皆様の元へ届けられます。ぜひ、役者たちを通して今を生き抜く喜びを感じていただけますと幸せです。