本作は、高校時代からの旧友である3人が再会し、ただ一緒に晩ご飯を食べるだけの晩餐活動(略して晩活)を通して、それぞれが立ち止まったり、回復したりしていく、心温まるグルメドラマを描く。

出演が決まった時の感想を井之脇は「久しぶりに連続ドラマで主演をやらせていただけることがまず嬉しかったですし、挑戦だなとも思いました」と吐露。「食を通して、登場人物たちと触れ合って心を通わせて自分の弱さに気づいていく、それと共に生きていく、日常の中だけどすごく大切なことが丁寧に描かれている本だったので、これを主演で挑めるっていうのは本当に光栄なこと」と当時の心境を明かした。
本作で、ドラマディレクターとして日々忙殺されながらテレビ局で働く田窪優太を演じることに井之脇は「仕事に忙殺されていて、家の片付けも出来なくなって、でも会社では何かそつなくやれているってところをドラマとして強調してやることはできると思うんですけど、でもそうじゃなくて、本当に1人の人間として、誇張せずに丁寧に心が変わっていく様を演じたい」と役作りについてコメントした。

本作は、“食”がテーマのドラマ。撮影現場で振る舞われる料理について井之脇は「フードスタイリストの方が全部作ってくださったんですけれど本当に美味しくて、いろんな料理が出てくるんですけどどれも歴代最高を更新してくる」と感動した様子。「朝、現場に行くともう良い匂いがしていて『お腹減ったな、今日これ食べるんだ』とか思いながら、芝居中それを食べて、カットがかかった後もそれを食べて、なんかずっと食べてました」と撮影を振り返った。
さらに、会見で行われたゲームで最後の晩餐には“鍋焼きうどん”をあげた井之脇は理由について「第2話で出てくるんですよ!本当に美味しくて、最後に食べたい」とフードスタイリストが作る料理を大絶賛した。

また、ドラマの晩餐活動“晩活”を通して本来の自分を取り戻していくという内容にかけて『本来の自分に戻るために大切にしていること』という質問がされると井之脇は「休みがいただけた時は、山に登りに行くのが趣味」と答え、「都会での日々の忙しさを全部忘れて、風の音とか川の音とか自分が歩く足音だけを聞いてって時間は、僕にとって自分に戻れる瞬間」と笑顔をみせていた。

記者会見には、共演の金子大地(28)、草川拓弥(30)、穂志もえか(29)、石田卓也(37)も出席した。