『大人の休日倶楽部』のサービス開始から20年にわたって計71本のCMに出演した吉永小百合に代わり新たにメインキャストに就任した竹野内は「20歳の時に『JR SKISKI』というコマーシャルをやらせていただきまして、今回、吉永さんが長年作り続けてきた『大人の休日倶楽部』って名誉あるコマーシャルを引き継がせていただくという形で本当にとても嬉しく思っております」と感慨深そうに挨拶。
完成した新CMを見た竹野内は「これからの人生、こういった瞬間がとても大事なのかなと感じましたね。何も決めず、自然の中でゆったりと大切な人と過ごす時間っていうのは、それこそが身も心も豊かになれる時間なのではないかなとそんなふうに拝見して感じました」とコメント。新CMの舞台となった福島県については「福島出身の友人が『とにかく福島は自然豊かで、ほんとに自然が綺麗だから、都会の生活にちょっと疲れたなと思ったら、ぜひとも行ってみるといいよ』って言ってくれてた」と薦められていたことを明かし、「実際行ってみると、撮影を忘れてプライベートで来たような感覚になってしまうぐらい本当に景色が美しくて、とても満喫することができました」と笑顔をみせた。

会見後半には吉永からのメッセージVTRが上映される場面も。竹野内は「吉永さんのコマーシャルすごく好きだったんですよ。今改めて吉永さんから、直々に竹野内さんっておっしゃっていただいた時にちょっとこう背筋が伸びるような気持ちになりました。特別な使命を帯びるような感覚で本当に身に余る光栄です。吉永さんが長年にわたって丁寧にスタッフの方々と様々な思い出を作りながら大切に作り上げてきたコマーシャルをしっかりとそのバトンを受け継いでこの『大人の休日倶楽部』のスタッフの皆さんと旅を楽しみながら素敵なコマーシャルを作っていけたらと思っております」と意気込んだ。

また、キャッチコピーの『大人はみんな、旅の途中。』にちなんで“大人”という言葉のイメージについて質問された竹野内は「子供の頃、思い描いていた大人のイメージというのは、とにかく知らないことが何もなくて人生で起こるあらゆる問題を意のままに解決できるというイメージでおりましたけど、いざ自分が大人と感じていた年齢になってみるとなかなかそうはいかないなと思いますね」と回答。続けて、自身の人生を振り返り「割と長く俳優生活をさせていただく中で、本当に数えきれないほど人とのご縁ですとか出会いがありまして、楽しいこと嬉しいこともたくさんあったんですけど、様々な苦しみを乗り越える瞬間の方が自分の中ではインパクトが強く残っていて、思い通りにはなかなか進めないぞと、そういう厳しい旅が、きっと自分には必要だったのかもしれないなと思ってるんですけど、今となってはそういう時間を経験できたことが本当に良かったなと思っています」としみじみ。まだまだ旅の途中だと話す竹野内は「むしろ序盤なのではないかというと思うぐらいまだ未熟なので日々新しい壁が生まれている感覚もありますけれども、乗り越え方の種類は少しずつ増えてきたような感じがします。流れゆく日々の中でも本来の自分を忘れずに、自分らしい有意義な時間の使い方をしていきたいなと思います」とこれからの展望を明かしていた。
『大人の休日倶楽部』は、2005年にサービスを開始した東日本旅客鉄道株式会社が提供する、50歳からの旅と暮らしを応援する会員向けサービス。新メインキャストに竹野内を起用した新たな広告は『大人はみんな、旅の途中。』をキャッチコピーに展開される。2025年3月12日(水)より、竹野内さんを起用した初のグラフィック広告をJR東日本の主要駅及びブランドサイトにて展開、3月24日(月)からはシリーズ広告第一弾のTVCM「福島・会津」篇がオンエアされる。