トークイベントでは、作中で永野と芳根が親友同士という役柄にちなんで以心伝心クイズが行われた。
チャレンジに成功するとテレビ東京の公式キャラクター・ナナナのぬいぐるみがプレゼントされることが発表されると永野は「2人ともナナナ持って帰れるんですか!?よかったよかった喧嘩になるとこでした」とクイズにやる気満々な様子。

第1問は『昭和にタイムスリップしてしまったら、やりたい職業は女優、女優以外』という問題。悩む2人だったが、顔を見合わせお互い自信アリな様子。答え合わせをすると永野『女優』芳根『女優以外』の回答でまさかの不正解。『女優』を選んだ理由について永野は「現代の自分たちだったら女優以外かなと思ったんですよ。それは、今自分たちがこのお仕事させてもらってるので、俳優というお芝居する仕事じゃない、自分も見てみたいなっていう方に私が思うから、きょんちゃんもそうかなって思ったんですけど、昭和だったら見たことのない世界だし、昭和の女優さんたちの美しさとか、映像を通しても全然雰囲気が違うので昭和だったら女優さんかなと思ったんですけど…」と説明、対して芳根は「私の読みだと、今はないお仕事ってものもたくさんあるから芽郁ちゃんの好奇心旺盛を見てると、もっといろんな職業を見たいって思うのかなってすごく逆の真逆の読みをしました」と悔しそうな表情を浮かべた。

続いて、第2問は『撮影現場で1番過酷だったシーンは?』という問題。絶対に外せない2人は「どっちに寄り添う?どっちに寄り添う?」「芽郁ちゃんに寄り添う!」と入念な打ち合わせ。2人の回答は永野『水』芳根『海』と言葉は違うがエピソードが同じだったので正解に。芳根は「撮影自体5~6時間海に入ってるみたいなシーンだったので本当にみんなが心の支えみたいな『頑張ろうね』って本当に声をかけあいながら、大変だったね」と話すと、永野は「みんなで入る時に水温が思ったよりも低くて、女子がプールの授業始まった時に初めて入る時大体ちょっと寒いじゃないですか?その感じがあって、またさらに絆が深まった日ではあった」と回顧。また、現場にはサウナカーが来てくれたそうで「『ちょっとでも温まってください』って温めさせてもらうんですけど、寒いところから温まるんで、みんなすごい体中から湯気がたっててそれもまた面白い思い出深いシーンになりました」と笑顔で振り返った。
見事以心伝心クイズに成功した2人、すると芳根から「私に寄り添ってたらさ、せーので言ってみない?」と提案が。2人は声を揃えて「崖!」とまたしても以心伝心な回答。それは崖を登って船を目指すシーンだったそうで芳根が「私が高所恐怖症なので、1人でめちゃくちゃビビってたっていうお話」と説明すると、永野は芳根が『芽郁ちゃーん怖いよー!』と言う度に『大丈夫大丈夫絶対私がいるからね』と励ましていたことを明かしていた。

原作は、自身が看護師でもある藤岡陽子原作の人気小説『晴れたらいいね』(光文社文庫刊)。脚本を岡田惠和が担当し、仕事への活力を失った看護師の主人公が、1945年のフィリピンの戦場で働く陸軍看護婦としてタイムスリップするところから物語がスタートする。戦時中で物資も少なく、死と隣り合わせの過酷な状況の中、DREAMS COME TRUE の名曲『晴れたらいいね』を歌いながら、希望を見失わず、仲間たちとともに強く生き抜こうとする姿を描く。
戦時中のフィリピンにある野戦病院で働く陸軍看護婦(雪野サエ)としてタイムスリップしてしまう主人公の高橋紗穂を永野、元の雪野サエの親友であり、同じく陸軍看護婦の藤原美津を芳根が演じる。