
写真集のテーマは、タイトルの通り“33”。昨年33歳を迎えた桜田が、国際電話識別番号“33”のフランス・パリ、そして東京の2都市で撮影が行われ、自身初参加となる2024年6月のパリファッションウィークでは「Louis Vuitton」「Dior」、9月には「Messika」のShowに参加し、その様子も収録。そのタイミングで撮り下ろされたパリの街並みを背景に撮影したカットや、フランス中世の町並みを残す田舎町「プロヴァン」で撮影したカットも。そんなフランスでのインスピレーションを受けて撮影した東京では、様々なルックを身に纏い、桜田のファッション感度の高さが十分に表現されている内容となっている。
“33”ルックの衣装を見に纏い、”3”名のカメラマンと”3”度に渡る撮影を行うなど、タイトル通り“33”にこだわって制作された本作。このタイトルにした理由について「自分が33歳になる年なので、その33という数字をつけさせていただきました。フランスの国際の番号が33だったり、33という数字にまつわるエネルギーそういった意味合いも込めた」と説明し、「街で建物に33の住所が書いてあったりするので、そういう場所を見つけては一緒に写真を撮ってみたり、着ている洋服のルック数が33だったり、あとは33ページ目をどういう写真にしようか迷って、結局写真にしなかった」とこだわりを話した。また、表紙にもこだわりがあるようで「パリにいる時に、昔の洋書とかも触れる機会があって、その中でこういうエンボス加工がされていたり、いわゆる普通のつるっとしている紙じゃないものがあったので、確実にそこからインスピレーションをいただいてる。あとはこの箔押し、33という数字が僕の中で特別な1つの数字なので象徴するような、これを手に取っていただいた方たちにエネルギーが与えられるようなそういう特別な1冊にしたかった」と明かした。
お気に入り写真にはオルセー美術館の時計台のカットをセレクト。「自分はシルエットにはなってるんですけど、すごく綺麗で、本当に存在感がある場所で、もちろんフランスパリを象徴する場所はいろんな場所があるんですけど、ここは特にいいなと思いました」とにっこり。また、エッフェル塔と映ってる写真もお気に入りなようで「学んだことがあって、これからもしパリで写真集など撮られる人がいた場合、エッフェル塔がくっきり写ってるとすごい観光写真みたいになるんですよ。エッフェル塔は少しピントが合ってないぐらいが良い写真になるなってことを今回発見しました」とアドバイスを送っていた。
そんなこだわりが詰まった本作の出来栄えは「この写真集においては33点が僕にとって1番ふさわしい数字だと思うので、33を今回は与えたいです」と自己採点し笑顔をみせていた。
最後に桜田は「今回で3冊目出させていただくなんて、今でもちょっと自分では信じられないと言いますか、毎回この場所に立つと思い出すんですけど、やはり自分だけが載っている写真集ってものを作るのが個人的には抵抗があるというか、1人だったら実際に作ることのないものであって、ただ、やっぱ作ってる理由というのはこれを待ってくださってる、いつも応援してくださってる皆さんがいて、今回のこの後のイベントもすごく楽しみですし、あとは自分が色々挑戦したり、様々な分野に興味があるものを一緒に追いかけて楽しみにしてくださってる皆さんがいるからこそ、僕もいろんなことを諦めずに追いかけ続けられていると思っている。なので、これは本当自分だけではなくて、1番に応援してくださってる皆さんがいるから作ろうと思えて、そして作ることを頑張れた1つの写真集だと思っているので、本当に1番感謝を伝えたいですし、そんな皆様に今日届けることがまたできるのがすごく嬉しいです。ちなみに発売日は3月3日で、こちらも33なんですけど、そういう思いも込めて皆さんにも届けられたらいいなと感謝を伝えたいと思っています」とファンに向けてメッセージを送った。