原作は、朱野帰子による小説「対岸の家事」(講談社文庫)。

本作の劇伴音楽を手掛けるのはflumpoolの阪井一生。阪井は、2008年にデビューした4人組ロックバンド・flumpoolでギター・コーラスを務める。これまで繊細で美しいメロディが特徴的なflumpoolのほとんどの曲で作曲を担当してきた。そんな阪井が本作で初めてGP帯連続ドラマのメインテーマの作曲を手掛けた。人と人の結びつきの温かさや懐かしさを感じる優しくハートフルなメインテーマは、今を懸命に生きる一人ひとりの背中を押す楽曲に仕上がっている。どんな人生を選んでも、「これが、私の生きる道!」と胸を張って前を向いて歩いていきたくなる優しい音楽にも注目。
物語を明るく、そして優しく彩る劇伴音楽も加わり、主人公・詩穂と織りなす人間ドラマにも期待したい。

<阪井一生(flumpool) コメント>
普段のバンドマンとしての音楽とは違って、色んなことにチャレンジさせていただき、すごく刺激的で、作品に共感できる部分も沢山あり、まるで自分もドラマの世界にいるような気持ちで音楽を作らせていただきました。
それぞれの日常を、音楽と共に楽しんでもらえれば嬉しいです。

■第1話あらすじ
 詩穂(多部未華子)は居酒屋の店長として毎日遅くまで働く優しく朗らかな夫・虎朗(一ノ瀬ワタル)と、かわいい娘・苺(永井花奈)と暮らす“専業主婦”。過去のある経験から「自分は2つのことが同時にできない」と感じて自ら専業主婦の道を選んだものの、日がな一日苺としか関わらずに過ごす毎日に寂しさを覚えることも。そんなある日、詩穂は苺とともに、子育て支援センターの「手遊び教室」に参加することに。家族以外との久々の触れ合いに気後れする詩穂に気さくに話しかけてくれたのは、育児と仕事の両立に燃えるママ・礼子(江口のりこ)。しかし礼子は詩穂が専業主婦だと知るやいなや、ほかのママ友相手に詩穂を「時流に乗り遅れた絶滅危惧種」扱いして・・・。しかもその後、詩穂のマンションの隣の部屋に引っ越してきたのはまさかの礼子! 気まずすぎるご近所さん生活がスタートすることに。
 さらに、詩穂の前に現れるのは完璧な育児計画を掲げる“育休中のパパ”中谷(ディーン・フジオカ)をはじめ、さまざまな境遇で家事に仕事に奮闘する人々。自分とは関係ないと思っていた“対岸にいる人たち”との出会いで、詩穂の波乱の日々が幕を開ける!