原作は、2011年『デフ・ヴォイス』で作家デビュー、丸山正樹の『夫よ、死んでくれないか』(双葉社)。夫婦の愛憎劇のヒット作を手掛けてきたテレ東による【全夫が震えるシリーズ】第三弾となる本作は、結婚の理想と現実を知り尽くした、“親友女子3人”が共闘、衝突、マウンティングを繰り返し満身創痍になりながらも、それぞれの人生のリスタートを目指していく。本来の自分を取り戻し、自分の幸せな人生を求めて奮闘する、女性共感度120%のノンストップ・マリッジサスペンスドラマを描く。
この日の記者会見には、トリプル主演で妻役を務めた安達祐実、相武紗季、磯山さやかに加え、それぞれのクズ夫役である竹財輝之助、高橋光臣、塚本高史が出席した。

本作への出演が決まった際の心境を聞かれた安達は「タイトルを聞いたときに刺激のあるタイトルだったのでびっくりしたというかドキッとしていた」と言い、「でも、その内容はどんなものになるのかすごく楽しみでもありましたし、俳優として演じる上でハードルが高そうでとてもやりがいがあるのかなって感じました」と語った。それを聞いていた相武も「タイトルを聞いた時にひるんでしまって、マネージャーさんに『このドラマ大丈夫かな?』って最初に相談した」と当時を振り返り、出演を決めた理由について「原作がすごく面白かったこと、フィクションだからこそ、ここまでやって見る人がスカッとするってなかなかないかなって。この年代になったからこそ、演じられる作品ってこういう作品なのかなってちょっとしたワクワク感があった」と明かした。
そんなふたりに対して磯山は「2人よりも100倍ぐらい驚きました!」と力を込め、「私ですか!?って感じだったので、ずっとお芝居をやってきたという身ではない中で、こうやってメンバーに入れていただくって驚き」と信じれられない様子。続けて「まずタイトルよりもオファーが来たところにすごいドキドキしてしまって、すごく悩みましたけれども、やっぱり面白そうだったりとか、私の中でも年齢も重ねてきてってところでは挑戦になるかなと思ってやらせていただいたた」とオファーを快諾したことを話した。

今回トリプル主演ということで、お互いの印象について聞かれると安達は「がっつり共演させていただくのは初めてなんですけど、本当に初めてとは思えないぐらい初日の撮影から喋ってました」と言い、その3人と竹財も楽屋が同じだったそうだが「私は見逃さなかったんだけど、竹財さんずっとイヤホンしてました」とぶっちゃけ笑わせた。
そんな安達に対して磯山は「安達さんってどんな人だろう」と最初は不安だったそうだが「足立さんがすごい開いてくれた心を。イェイ!安達祐実だよ!って感じで話してくれたんで、『大丈夫だ』と思ってそこから一気に話せるようになった」ときっかけを話すと、相武も「安達さんが本当に1番話しやすい空気を作ってくださった」と感謝を述べていた。

会見では、ドラマのタイトルにちなみ共演者へ『○○よ、○○してくれないか』と思うことを告白するコーナーも。
安達は『竹財輝之助よ、ドライアイにしてくれないか』と書いたフリップを披露。その理由について「竹財さんいつもうるうるした目で見てくるんですよこっちを。そうすると全部許しちゃいそう。不倫夫を演じてらっしゃるんですけど、向かい合った時にうるうるした目で困り眉で見てるので、ついついこちらがごめんなさいって気持ちにさせられる」と説明し、「もっと冷たい目で見てほしい」とお願いしていた、すると別のドラマで共演歴のある磯山も「私も不倫されたことあるんですけど」と名乗りを上げ「そのときもやっぱりいっかて許しちゃう目をしてた」と明かすと竹財は笑いすぎて涙目に。「笑っちゃうと泣いちゃうからね」と可愛らしい一面を見せると塚本は「ずるいな~」と羨望の眼差しを向けていた。