
堺演じるサラリーマン“家内守”(やないまもる)が、建設中の夢のマイホームを守るため、突然街に現れた“かいじゅう”(怪獣)とバッジを使って巨大化し戦うTVCMシリーズ『マイホームマン』。
第5弾となる本作「オープンハウスショッピング篇」では、“かいじゅう”との戦いの真っ只中にもかかわらず、不意に耳に入った「さあ、今回の商品はこちら!どん!オープンハウスの戸建て」という威勢の良い声に、家内守が反応する場面から始まる。
その声の出どころは、巨大化した家内守の足元にある電気屋さんのショーウィンドー。売り出し中のテレビの画面に映し出されている通販番組で、エプロン姿の男“阿木山”(あきやま)が、満面の笑みで立て板に水を流すかのように便利地、好立地の戸建てを紹介している。阿木山の戸建て紹介に、かいじゅうを片手で抑えながら相槌をうち、「そんな素晴らしい僕の家がこれです」と自慢の家をアピールする家内守の姿にも注目。また、今回、『オープンハウスの家を紹介することに特化した男』として名調子を披露してくれたのは、お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次。「通販番組の司会者」のような役を演じるのは初めてとのことだったが、「王道な感じにならないように」と、熱のこもった演技にも注目だ。
【撮影エピソード】
堺さんと秋山さんの初共演となった本CM撮影は2日間にわたり、お二人の撮影はそれぞれ別日に行われました。先に撮影を終えた堺さんは「初共演の秋山さんとの掛け合い。まだどういうものになるか僕もわからないですが、どういう化学反応が起きるのかを楽しんで見ていただければと思います」と見どころを挙げていただきながら、初共演の秋山さんについて「いろんなキャラクターを演じてらっしゃる方なので、どんな風にお芝居されるのかすごく興味があります」と翌日に撮影を控えた秋山さんの演技に興味津々の様子でした。
翌日、青いエプロン姿にカツラを被った秋山さんがスタジオに現れると、あまりにも役にはまっているその姿に、スタッフから大きな拍手が沸き起こりました。これまで通販番組の司会者のような役を演じたことはなかったという秋山さん。声色を変えたり、表情や身振り手振りを変えたりしながら何パターンも繰り出す『オープンハウスの家を紹介することに特化した男』に、「そんなに(たくさんは)入らないんです」と申し訳なさそうな監督。秋山さんも「わかってます。やっちゃうんですね…。止められないんです」と逆に恐縮する場面も。さすがのアドリブ力にスタッフ一同、感嘆していました。