
本作は、沖縄・コザの高校を舞台に、不良たちの抗争・友情・成長を描く。コザという“特異性”や“カオティックさ”が混在する街で、タク・ミック・ヨウジの3人を中心として巻き起こるただの青春群像劇という枠では収まりきらない、コメディあり、ミステリーあり、アクションありの、“チャンプルードラマ”。監督を務めるのは、『池袋ウエストゲートパーク』や『SPEC』などで社会現象を巻き起こした堤幸彦、企画は、アーティスト・プロデューサーとして新たな才能を発掘し続けるSKY-HI、主演は、BMSG所属の10代のRUI、TAIKI、KANONが演じる。オーディションプロジェクト「THE LAST PIECE」を控える3人にとって、今回が初のドラマ出演となり、主題歌も担当している。
キャスト陣が客席後方から登場すると会場からは割れんばかりの歓声が。
ステージ上でKANONが「皆さん、どうでしたか?」と呼びかけると、客席から拍手が沸き起こり「ありがとうございます。こんな最高な作品をこんな最高なところでやらせていただけるなんて、本当に嬉しい限りです」と笑顔をみせた。
トリプル主演を務めた本作での見どころについて聞かれた3人。RUIは「本当に1つのジャンルに絞れない、とても素敵な作品となっている。色々な感情を感じたりすると思うのでそこを楽しんでいただけたらなと思います」とコメント。TAIKIは「僕たち高校生が出演していて、僕たちしか出せない空気感、この本当に青春って感じだったり、ちょっとバカな感じだったりがたくさん詰まってカオスなドラマになってる」と笑顔、KANONは「ほんとに堤監督の作品でしか出せない雰囲気の作品になっていると思うし、コザを中心に撮影をしてたんですけど、周辺の場所とかお店とかいっぱい登場してるのでそういうところにも注目していただきたい」と語った。
演技の経験に関してはRUIとTAIKIは初演技、KANONは一度演技の経験があるそうでRUIは「自分で言うのもあれですけど、初々しくもありつつもだんだん成長していってるのがすごい自分は見てほしい」とアピールすると、そんな3人に対して堤監督は「(1ヶ月半ぐらいの撮影で)もうほぼNGなしの状態にどんどんなっていって、全然NGなかったんですよ、それぐらい勘がいい。やっぱミュージシャンとかラッパーやってる人って勘がいいんですかね。すごくやりやすくて、何のストレスもなかったです」と撮影を振り返り、脚本の池田は「先輩としてアドバイスしたかったけどできなかった、本当に素晴らしかった。この人たちスターになるんだなとヒシヒシと感じられた」と称賛していた。
イベントでは、主演3人によるドラマ主題歌「GOTH」が初披露された。ヒップホップチューンな音に合わせた圧巻のパフォーマンスを見せた3人は初披露の感想を問われRUIは「ずっと練習して一秒でも早くお届けしたかったので嬉しいです」と喜びのコメント、TAIKIは「リリースしてからも皆さんに楽しんでほしい」とにっこり、KANONは「めちゃくちゃ熱いです!熱気が伝わってきて楽しくパフォーマンスできた!気持ちいい!」と興奮冷めやらぬ様子で話した。
パフォーマンスを間近で鑑賞した堤監督は「ミュージシャンだったんだね(笑)、迫力ですね!素晴らしい!」と力を込め、SKY-HIは「最高でした、感無量です!アーティストとして確実に大きくなった」と大絶賛していた。
この日は、RUI、TAIKI、KANONのほか、共演のedhiii boi、服部樹咲、脚本を務めた池田鉄洋、企画を務めたSKY-HI、監督の堤幸彦が出席した。