emmaは、2012年雑誌「装苑(⽂化出版局)」の表紙を飾りプロモデルとしてデビュー。「ViVi(講談社)」専属モデル、「A-Studio(TBS)」9代⽬MCアシスタントを経て、さまざまなファッション誌でカバーを飾る傍ら、ファッションショーや、テレビ、イベントなどで活躍中。2020年には、ドラマ・映画『妖怪⼈間ベラ』にて初のヒロイン役として出演し、2021年からは2年連続でSPACE SHOWER MUSIC AWARDSのメインMCを務めた。現在はアパレルブランド『ER』(イーアール)を⽴ち上げ、ディレクターとしても活動するなど多⽅⾯で活躍している。

2017年に発売したスタイルブック『emma』から7年半ぶりの発売となった今作、タイトルの『HERE I AM』はイギリス人の父と話し合って決めたそうで「書籍の中で、いろんな自分の話をするってことで、自分の現在地だったり、今の私が生きていてここにいるよっていうことを表現したい本ではあったので、良い英語がないかなって相談して、色々候補があった中で『HERE I AM』がいいんじゃないかって父から降りてきた」と話し、「私もすごくその英語を聞いた時にビビビッときて、今ここに私がいるのをこの書籍で伝えたいし、この書籍を手に取ってくれた方にも、今を生きているって実感してほしい書籍でもあったので、『HERE I AM』というタイトルをつけました」とにっこり、見てもらいたいポイントについては「1番っていうとすごく難しいですけど、30年間生きてきた人生がすごく詰まった本になっている。今回写真よりもエッセイの部分がかなり多いので、その文章を1つ1つすごくこだわって、嘘のないように覚悟を持って自分をさらけ出すって意味で取り組んだので、文章を特に見ていただきたい」とアピールした。
今作では、そのポイントとしてあげたエッセイの中で恋愛など今まで語られてこなかった部分にも触れられている。恋愛について語ったきっかけをemmaは「普段モデルの仕事をメインでやっているので自分のことを語ったり話すタイミングがそこまで多くない」と言い、職業柄かっこいいイメージを持たれることが多いと話したうえで「実際の自分ってそうでもないし、よく笑うし、人と喋るのもすごく好きで、そういったところで自分が伝えきれてなかったりとか自分の実際考えてることとか、SNSで発信するのは限界があったりもするので、ちゃんと言葉にして世代を限らずいろんな方に私ってこう思ってるんだよってことだったり、恋愛の面で言うとモデルだって振られるし、好きな人に振り向いてもらえなかったりとか、みんなが思うようなキラキラした生活を送ってるわけではないし、年相応の女性として生きてたりもするので、そういったところを自分が覚悟を持って書籍の中で話して、それが誰かの何かのきっかけになって勇気を与えられたり、人にきっかけを与えられる書籍になったらいいなと思った。特に恋愛のこととか、ここまで今まで話したことないことも話しちゃったので、結構心配ですけど(笑)、書籍として出せるっていうタイミングだったので、覚悟を持って臨みました」と明かした。

親友の新木優子も書籍の中で対談企画や写真撮影で携わっている。そんな新木から発売にあたって「大切な本にこんなにもたくさん写真を使ってくれてありがとう」と感謝の言葉をもらったことを明かし、emmaは「ゆんぴょ(新木)がカメラマンとして参加してくれてすごくそれもスペシャルなこと。書籍に載せきれないぐらいたくさん写真もあった。愛犬との写真とかは、愛犬との写真ってことも特別だけどそれをゆんぴょが撮ってくれたってことにすごく特別感を感じていて、なので額縁に入れて家に飾ります」と笑顔をみせた。
また、モデルや経営者として様々な分野で活躍しているemma。最後に、この春から新社会人や新入生として新生活をスタートさせた悩める新人たちにエールを求められると「書籍の中でもこれはお話してることなんですけど、自分らしくってことを忘れずに。どんどん大人になっていくと自分らしさが失われたりとか周りに合わせなきゃとか、自分を大事にしないでどんどんらしさがなくなっていくと思うんですけど、それを自分に立ち返って、自分らしくいれれば、迷った時とかでも立ち返れると思うので自分らしくっていうのと、あとは、真面目に。真面目に頑張ってくださいってお伝えしたいです」とアドバイスを送っていた。
今作は、前作と同様にセルフ・トータルプロデュース。モデルや経営者として⾃⾝や会社をプロデュースし続けてきた、そのすべてが詰まった“センスブック“に仕上がった。業界内でも注⽬度が⾼い圧倒的センス⼒。emmaらしいエッセンスが光るスタイリングでのファッションスナップや、今まで⾃⾝が撮影してきたフィルムカメラのカット、恋愛や美容などの今の時代を⽣きる⼥性のリアルな姿を余すことなく綴られている。