
1865年にルイス・キャロルが生み出し世界中で愛される「不思議の国のアリス」をベースに、現代の女子大学生・りせの視点で描く“新たなアリス”の物語。日本で初めて長編アニメーション映画としてアリスの世界を描いた注目作。原作の世界観を大切にしつつ、現代を生きるりせが不思議の国に迷い込むという、オリジナル設定で描かれる。
この度、新たに解禁となったアフレコ風景映像には、主人公・りせ役の原菜乃華、アリス役のマイカ ピュをはじめ、山本耕史、八嶋智人、小杉竜一、山口勝平、森川智之、山本高広、松岡茉優、間宮祥太朗、戸田恵子といった超豪華キャスト陣のアフレコの様子と、収録を終えてのコメントが収められている。
本作では、原作でおなじみのキャラクターたちに加えて、完全オリジナルの新キャラたちも登場し、アリスの世界がさらに進化。りせにとっては少し年の離れた親戚のお兄さんのような存在である秘書の浦井や、りせのおばあちゃんといった“現実世界”のキャラクターたちと、“不思議の国”の住人たち、それぞれがりせの旅を彩る存在として描かれており、物語にさらなる奥行きが生まれている。またキャストの多様さも本作ならではの魅力。俳優、声優、お笑い芸人といった多彩な顔ぶれが、それぞれ個性が際立つキャラクターを熱演。思わずクスッと笑ってしまうような掛け合いも満載で、ファンタジーでありながら親しみやすい空気感が本作の大きな見どころのひとつとなっている。
アフレコを終え、主演の原は「アフレコはひたすら楽しかった。不思議で魅力的な世界観が映像でどう描かれるか楽しみです」と完成に期待を寄せ、秘書役を演じる間宮は「ファンタジーの部分と、現代を生きる人たちの心の機微が重なっていて、等身大に伝わってきた」と本作の深みあるテーマ性に言及。ハートの女王を演じた松岡は「気品を意識しつつ、その生々しさも出ていたら嬉しい」と、原作キャラに新たな命を吹き込んだ思いを語っている。