同プロジェクトは、IPマーケティングプラットフォーム「Skettt.(スケット)」を運営する株式会社Wunderbar(ヴンダーバー)が主導し、「咲かせよう、みんなで」をキャッチコピーに、地方出身タレントがその地元企業の“広告塔”としてPRを支援する、国内初の三位一体型・地方特化プロジェクト。

今回アンバサダーに就任したタレントがプロジェクト発表会に登壇。「KANTO SKETTT. PROJECT」(関東エリア)は、群馬県出身の中山秀征、「CHUBU SKETTT.PROJECT」(中部エリア)は、福井県出身の高橋愛、「SHIKOKU SKETTT. PROJECT」(四国エリア)は、高知県出身の島崎和歌子、「CHUGOKUSKETTT. PROJECT」(中国エリア)は、広島県出身のお笑いコンビ・アンガールズ山根良顕田中卓志

まず、中山は「群馬大使もやらせていただいています。群馬の魅力はさることながら、関東の魅力を大いに、幅広く伝えていきたいと思います」と挨拶。高橋は「地元が大好きなので、もっと地元のことを知ってもらうきっかけになってほしいですし、中部地区が盛り上がってほしいなって思います」と、島崎は「これをきっかけに、高知の良さ、四国の魅力を地元企業の皆さんと一緒に全国に広めていきたいと思います」と述べた。アンガールズの順番が回ってくると、田中が山根の腰に手を当て「腰に手を当てさせてよ! 写真が撮りやすいんだよ!」と報道陣を気遣い、山根が「中国地右と腰に手を当てながら、企業とタックを組んで、お力添えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします!」と息のあったコメントを披露していた。

この日は、すでに撮影が終わっている中山と高橋の素材撮影時のメイキング映像が披露され、撮影時の様子やエピソードについてのトークが繰り広げられた。中山は、撮影を振り返り「いろいろな言葉や表情で撮影させてもらって、多くの企業さんに言葉ピックアップしてもらって、必要な言葉を使っていただける。新しい発想だなと思いました」と声を弾ませ、続く高橋は「楽しかったです!笑っちゃったりしながら。いろいろな格好させてもらって、スーツもやりましたし、タブレット持っているところも撮りました」と笑顔を見せた。高橋の撮影の様子を見たアンガールズの山根は「やっぱ華がありますね。高橋さんのスーツ姿も企業にマッチしそうだと思いました」と想像を膨らませていた。

トークセッション後半では「地元のソウルフード」や「思い出のスポット」についてトークを展開。
中山は、群馬のソウルフードを「焼きまんじゅう」とし、思い出を「皆さん子どものときに食べていますし、今でも人気のふる里の味です。甘じょっぱい味噌ダレを塗って焼いて、また塗って焼いてと、味が染み込むまで焼きます。これが美味しいんですよ。香りを嗅ぐと群馬に帰ってきたなって思います。ぜひ食べていただきたいです」と紹介。
高橋は「越前そば」をあげ、「福井はそばが有名で、ぶっかけて食べるスタイルなんです。大根おろしが入ったつゆを全部かけちゃう。これを食べると『帰ってきた!』って感じになります。あと、ソースカツ丼も有名なので、越前セットっていう贅沢なセットもあります!」と目を輝かせた。

島崎は、1つのお皿にお刺身やお寿司、デザートまでが一緒に盛り付けられる「皿鉢料理」だと言い、「お家でも作ります。大人も子どもも一緒に食べられます。女の人が台所にずっといるよりは、一緒に食べましょうってことでできた料理です」とアピールした。
山根は、ここ10年くらいでソウルフード入りを果たした「汁なし担々麺」を紹介し、「お好み焼きや牡蠣のお店は観光客が多いんですね。汁なし担々麺はあまりメジャーになっていませんが、そのおかげかさっと入ってすぐ食べられるんです」と話し、田中は「広島市内には汁なし担々麺のお店がたくさんあって、競ってるんです。麺はどこもこだわっていて、もちもちしています」と付け加えた。

続いて、思い出深いスポットを尋ねられ、中山は「ゆうえんち カッパピア」と回答。現在は閉館しているというが、幼少期を過ごした場所だそうで「昭和40年から50年にかけて大変な人気でした。水のステージに『フィンガー5』がゲストできたんですけど、その日は数万人が入りました。人が入りすぎて、流れるプールが流れなかったですから(笑)」と話し他登壇者を笑わせ、さらに「『アキラと歌おう』ってコーナーがあって、並んだんですけど、私の前で終わったんです。『いつかアキラと歌いたい』っていうのが芸能界の目覚めで。そこで満足できなかったって気持ちが変わらず、今日に至りました。原点というか、人生の1つのきっかけを作ってくれた場所ですね」としみじみと話した。高橋は、地元のショッピングモール「アル・プラザアミ」をあげ、「昔からずっと通っていて、地元の人たちが絶対に行くショッピングモールです。最近、1日店長をさせていただきました。福井県坂井市の魅力をPRする「坂井エキサイト大使」も務めさせていただいているくらいなんです。このショッピングモールは今もずっとなくならずに残っていて、実は私とほぼ同い年くらいなので、だからこそなくならないでいてほしいなと思っています」と願いを口にした。島崎は、小学生の頃に必ず遠足で行くという「桂浜」と答え、「東京オリンピックでは聖火ランナーとして走らせていただきました。坂本龍馬もいますから。それに、銅像の横には、龍馬と同じ目線になれる展望台があっておすすめです」と勧めた。アンガールズの2人は、大学生のときにアルバイトをしていたという「旧広島市民場」と発表。田中さんは「広島といえば広島カープ。(旧広島市民場では)ジュース販売をしていたんですけど、全然売れなかったです(笑)。先輩からは『ちょっと変な言い方してみな』って言われたんですけど、恥ずかしくてできなく……。バイトとはいえ、本当はそういう工夫をしないとダメなんですよね。1番売れた人には給料アップもあったので」と苦い思い出を紹介していた。

イベントの締めくくりとして、アンバサダーの皆さんから来場者へ向けて一言ずつメッセージを贈った。
中山は「関東エリアには各地に魅力がありますし、そこは私にとってのふるさとです。みなさんにとってのふるさとも、大切にしたいと思います。そして、そこで働く企業の皆さん、同級生がいろいろな会社をやっていたりもしますので、少しでも発展のお手伝いをできればと思います」と、高橋は「『助けたい』という気持ちがあっても、『どうしたらいいんだろう?』と思っちゃって。こういうプロジェクトがあるんだって知って、助け方を知れてよかったです!」と、島崎は「四国ブロックということで、高知を代表して、四国の4県で手を合わせ、故郷や地元の企業の方々と力を合わせて恩返ししていきたいと思います」と言葉に力を込めました。山根は「広島でロケをしたり、いろいろな会社にお世話になりっぱなしなので、直前で島崎さんに『恩返し』と言われてしまいましたが(笑)、僕も恩返しをしたいです」とせりふ被りに配慮しつつ想いを述べた。
最後に、田中は「広島カープに入った外国人、モンテロ・ファビアンがめちゃくちゃ当たってるんです。すごくカープの助けになっているので、僕らもいろいろな企業のモンテロ・ファビアンになれるように頑張ろうと思います!」と宣言し、自身の発言を「うまいねこれ! いやー、決めたな」と自画自賛していた。

さらにイベント終盤に記者から「故郷に錦をかざった瞬間」を問われた中山は「群馬大使になったとき。19年くらいになるのかな。もともと群馬大使はなかったんですけど、僕と井森(美幸)さんが初めてなって。両親が生きていたときに大使にさせてもらうことができたので、そのとき改めて群馬出身でよかったなって思いました。今も継続させてもらっています」と感慨深い表情で語る。元モーニング娘。として活動していた高橋は、地元で開催したコンサートだと言い、そのときは同級生も見に来ていたそう。「同じクラスの友達が1列目に座っていたときは『地元だ、うれしい!』って思いました。同級生がお客様としてみてくださっていたのは、いつもとは違う感覚でしたね」と喜んでいた。
島崎は、小さい頃から行っていた「よさこい祭り」に出演者側で呼んでもらったときだそうで「芸能界デビューしたとき、お祭りから出演する側でオファーがあったんです。カメラに囲まれてながら参加できたときはうれしかったですね」とにっこり。
アンガールズの2人は、マツダスタジアムで行った始球式だと回答。田中は「投げたら打者の背中側にボールがいっちゃって、メジャーでやったら1番相手が殴りかかってくるやつを(笑)。マウンドに立つと頭が真白になって、練習をしていたのに、腰も肩も全部バラバラでした」と言い、笑いを誘っていた。

同プロジェクトのテーマ「咲かせよう、みんなで」と絡め、「皆さんが咲かせたいものは」という質問も寄せられ、芸能生活40周年を迎えた中山は「本の出版をさせていただいたり、先日はカンヌに行ってまいりまして、書道の展示をさせていただきました。夏には東京でも書道の個展をする予定です。歌の舞台をやっていこうと思いますので、お客さんと花咲かせていきたいと思います!」と力強く語った。

アンガールズは結成25周年で、この日49歳の誕生日を迎えた山根は「49歳の花が咲きました」とにっこり。田中は「コンビでもっといろいろなことをやっていきたいですね!」と意欲を見せていた。続けて、プレゼントについて聞かれると「(山根さんが)ワンちゃんを飼い始めたので、犬用の服を買いました。広島カープ仕様の服なんですけど、山根の奥さんはベイスターズファンなんです。だから、ベイスターズの服も一緒に渡します」と相方のパートナーまで思いやる気遣い力を見せていた。