この日、東京公演開幕に先駆けて行われた公開ゲネプロ及び囲み取材には檜⼭と久保のほか、共演のダンドイ舞莉花、星野真⾥、藤本隆宏も出席。
少年忍者として同じグループで活動している檜⼭と久保、記者から舞台を通じて絆を感じた部分について問われる場面が。檜⼭は「僕は明確に1個ありまして、グループの中であんまり言われてこなかったことで、このカンパニーの皆さんに言われるのは『ほんとに仲いいよね』って言われるんですよ。その時に『あ、仲いいんだ』って」と再認識したそうだが、久保は「先輩なので今まで怖かった…」と茶目っ気をみせると檜山は「おーい、おーい」とツッコミ。その反応に笑顔をみせながら久保は「ほんとに檜⼭君が座長でよかった。日頃からご飯とか温泉とか行ったりしてて割と仲良かったんで『檜⼭くんだ。よかった』と。檜⼭くんの優しさがずっと身近に感じられてるなって思います」と改めて絆を明かした。
ここで、このやり取りを聞いていた藤本から「イチャイチャしてた」とぶっちゃけられると2人は「やめてください、やめてください」と大慌て、続けて「お互い自分の心の内を隠さずストレートに言い合ってるので、それで芝居がどんどんお互い共有し合ってるのかなって思ってすごくいい関係だなと思った」と褒められると2人で照れた様子をみせていた。
同舞台は6月11日（水）～6月17日（火）にヒューリックホール東京にて上演される。
【STORY】
須和日向は山間にひっそりと佇む小さな村、八佐間村（はざまむら）に暮らす高校三年生。父が亡くなったのをきっかけに進学するのをやめ、地元に残って家業の民宿を継ごうと考えている。ある夜日向は、父の遺言通りに彼の進学を望む母の芙美と言い争いになる。伯父の剛蔵が間に入ってとりなすが、日向は家を飛び出してしまう。
次の瞬間目覚めると、日向は奇妙な空間にいた。同じく迷い込んでしまった東京の高校生・碧生と共にひとまず危機を乗り切るが、彼らは不思議な図書室に閉じ込められていることに気づく。そこに収められた本を開くと、物語の中に入り込んでしまうのだった。
一方、芙美と剛蔵は民俗学者の能神久とその助手の川井奈央の力を借りながら、突然消えた日向の捜索を開始。久は揺れる心と神隠しに関係があると予想する。
戻ろうとする日向と留まろうとする碧生。果たして二人は元の世界に帰ることができるのか…？
